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図面もなく飛び込んだ装甲車「レッドバック」、豪州に3兆ウォン輸出

図面もなく飛び込んだ装甲車「レッドバック」、豪州に3兆ウォン輸出

Posted December. 09, 2023 09:25,   

Updated December. 09, 2023 09:25

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ハンファグループが、韓国で初めて民間が開発を主導した歩兵戦闘装甲車「レッドバック」を3兆ウォン規模でオーストラリアに輸出することになった。2018年に1枚の図面もなく事業に着手して5年で、米国、英国、ドイツなど有力な防衛産業先進国を抑えて獲得した成果だ。

ハンファエアロスペースは8日、自社のオーストラリア法人とオーストラリア国防省の間で未来型軌道歩兵戦闘装甲車「レッドバック」129台などを供給する24億ドル(約3兆1380億ウォン)規模の本契約を締結したと明らかにした。これに先立ち、オーストラリア政府は7月、軍近代化政策の一環である「Land 400 フェイズ3」事業の優先交渉対象機種にレッドバックを選定した。

ハンファエアロスペースは今回の契約により、28年までにオーストラリア軍にレッドバック129台を順次供給することになる。生産は、オーストラリア・ビクトリア州ジーロングに建設中の現地工場で行われる。これに先立ち、21年にオーストラリア政府と1兆ウォン規模の輸出契約を結んだK9自走砲もここで生産される予定だ。

レッドバックは、民間企業がこれまで国内になかった兵器製品を輸出目的で独自研究開発して先進市場に輸出した初の事例だ。戦車強国であるドイツのラインメタルや米国のゼネラル・ダイナミクス、英国のBAEシステムズなどを抑えて、ハンファがオーストラリア政府の軍近代化事業を獲得したことで、韓国の防衛産業が新たな地平を開いたと評価されている。防衛事業庁は「世界の防衛市場で韓国の兵器システムの底力を示した快挙」とし、「国家安保室を中心に政府を挙げて多角的な支援がもたらした成果」と強調した。


郭道英 now@donga.com