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「韓国系アメリカ人教会のランチは絆を形成する独特の風習」 米紙報道

「韓国系アメリカ人教会のランチは絆を形成する独特の風習」 米紙報道

Posted December. 19, 2023 08:49,   

Updated December. 19, 2023 08:49

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米国ニューヨーク州ヨンカーズのある韓国人教会では、毎週日曜日の午前11時に礼拝が終わると信徒たちが教会の食堂で一緒に昼食を食べる。最近のランチメニューはカルビチム、豚肉プルゴギ、わかめスープ、チャプチェ、ミートボールチヂミなどだった。信徒でボランティア活動もしているキム・ヨンヒさん(65)は米紙ニューヨークタイムズに「一度に大量の食事を作るのは大変だが、仲間と一緒なら大丈夫」と話した。

同紙は15日(現地時間)、「教会の昼食は単純な食事以上の機能を持つ」とし、礼拝後に昼食を一緒に食べる在米韓国人教会の独特な風習に注目した。教会が提供する昼食が、韓国移民者がアメリカ社会に溶け込むのに大いに役立ったという。特に英語が下手な第1世代移民者が地域社会と絆を築くのに大きな役割を果たしたという。

だが、在米韓国人教会を訪れる韓国系アメリカ人が減り、このような「昼食文化」も消えつつある。世論調査会社ピュー∙リサーチセンターによると、2012年にはアジア系アメリカ人の42%がキリスト教徒だったが、今は34%に減少した。米国で生まれ育った第2、第3世代には教会でなくてもコミュニティを形成できるところが他に多いためとみられる。

同紙によると、一部の若者たちは教会の昼食を相変わらず懐かしがっている。韓国系アメリカ人シェフのダニエル・ハートハウズンさん(28)は、「他の韓国人の子供たちと付き合えるところは教会しかなかった。私が韓国文化とつながっていると感じた唯一の瞬間だった」と話す。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com