孫興民(ソン・フンミン、トッテナム・ホットスパー)がクリスマスイブの試合でゴールを決め、ファンにクリスマスプレゼントを贈った。
孫興民は24日、本拠で行われたエバートンとの今季プレミアリーグ第18節試合で前半18分にスコアを2-0に広げる追加点を決めた。チームメイトのブレナン・ジョンソンがペナルティーエリアの右から放ったシュートを相手GKが跳ね返すと、こぼれたボールを右足でネットを揺らした。孫興民は、「運良くボールが僕の前に来た。思ったほどうまくはいかなかったが、ゴールの中に入った」と話した。トッテナムが後半37分、1点を許し、孫興民のゴールは決勝点となった。
このゴールで孫興民は「ソンタクロース」の名にふさわしい活躍をした。孫興民にとってエバートン戦はプレミアリーグにデビューした2015~2016シーズン以後、3度目となるクリスマスイブの試合だった。以前の2試合は2017年と2018年12月24日の試合だった。2017年には得点砲を稼動できず、翌年のクリスマスイブ試合では2ゴール1アシストを記録する活躍でチームを6-2大勝に導いた。
5年前の孫興民のクリスマスイブの試合の相手もエバートンだった。当時、試合結果を紹介したEPL事務局は攻撃ポイント3つを挙げた孫興民の活躍について「ソンタクロース(孫興民+サンタクロース)が私たちの町にやって来た!(Sonta Claus came to town)!」と表現した。5年前はアウェーでのエバートン戦だったが、今年はトッテナム・ホットスパースタジアムを訪れたホームファンの前でゴールを決めた。この日、孫興民は試合最優秀選手に当たる「マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)」に選ばれた。今季7度目のMOM獲得だ。
孫興民は今季、リーグ18試合で11得点を記録し、昨季の10得点を越えた。得点ランキング3位タイの孫興民は首位アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ、14得点)と3ゴール差、2位モハメド・サラー(リバプール、1得点)とは1ゴール差。孫興民が今の得点ペースを維持すれば、計算上では今季23ゴールを入れることができる。孫興民はアジア選手としては初めてEPL得点王に輝いた2021~2022シーズンに23ゴールを記録した。得点王シーズンに孫興民は前半期(8ゴール)の2倍近い15ゴールを後期に決めた。EPLは1シーズンに38試合を行う。
孫興民は試合後、インスタグラムに「すべての方々が愛する人と共に素敵でファンタ―スティックな休日、幸せなクリスマスになることを願う」としてクリスマスのメッセージを残した。孫興民は前期最終戦である29日のブライトン戦までプレーし、来年1月カタールで開かれるアジアカップの準備のため、国家代表チームに合流する見通しだ。
3連勝を飾ったトッテナムは勝ち点を36(11勝3分け4敗)に伸ばし、4位に躍り出た。首位アーセナル(勝ち点40)との勝ち点差は「4」。孫興民は、「トップ4がわれわれの目標。引き続き良くなりたい」と話した。プレミアリーグでは4位以内に入らなければ来季の欧州チャンピオンズリーグに出場できない。
キム・ジョンフン記者 hun@donga.com