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進撃の韓国勢、安秉勲と任成宰がPGA開幕戦でトップ5入り

進撃の韓国勢、安秉勲と任成宰がPGA開幕戦でトップ5入り

Posted January. 09, 2024 08:49,   

Updated January. 09, 2024 08:49

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安秉勲(アン・ビョンフン=33)と任成宰(イム・ソンジェ=26)が今季米男子ツアー(PGA)開幕戦で並んでトップ5に名を連ね、快調のスタートを切った。安秉勲はドーピング陽性反応にともなう懲戒処分が解除された後に出場した最初の大会で韓国勢では最高位の単独4位でシーズンを開き、「バーディーマシーン」任成宰はPGAツアー72ホール大会基準歴代最多のバーディー記録を作成し共同5位になった。

安秉勲は8日、米ハワイ州カパルアのプランテーションコース(パー73)で閉幕した2024シーズンPGAツアー開幕戦「ザ・セントリー」最終4ラウンドで1イーグル、7バーディー、2ボギーで7アンダー66をマークした。通算26アンダー266打を記録した安秉勲は単独4位で大会を終えた。

安秉勲としては懲戒処分が解除された後の最初の大会で収めた好成績として特に意味がある。2021年にPGAツアーシードを失い昨季に復帰した安秉勲は、世界反ドーピング機関(WADA)が禁止した成分が含まれた咳止め薬を飲んでドーピング陽性反応が出て、昨年11月30日までの3ヵ月間の出場停止処分を受けた。安秉勲は「ボールが狙ったほど鋭くはなかったが、パットがうまくいって4位で終えることができた」とし、「新年に気持ち良いスタートが切れた。現在の試合感覚が良いので、自分自身を信じれば、次の試合ではもっと良いプレーができそうだ」と話した。

任成宰は同日、最終ラウンドだけでスコアを10伸ばし、通算25アンダー267で5位タイとなった。第4ラウンドを17位タイでスタートした任成宰は順位を12も上げ、スコッティ・シェフラー(米国・世界ランキング1位)ら4人とともにリーダーボード5番目に名前を連ねた。

任成宰は4ラウンドで11バーディーを奪うなど、今大会で計34バーディーを記録し、同部門最多記録を塗り替えた。PGAツアーが同部門の記録を集計し始めた1983年以降、72ホール大会基準で最も多いバーディーだ。従来の記録は、2022年の同大会でジョン・ラーム(スペイン)が作成したものを含め、3人の選手が持っていた32バーディー。任成宰はPGAツアーにデビューした2018~2019シーズンから2020~2021シーズンまで3回連続で1シーズン最多バーディー1位を獲得し、「バーディーマシーン」という異名を得た。2020~2021シーズンに残した498バーディーは1980年以来のツアー最多記録だった。デビューシーズンに記録した480バーディーは、同部門の2位とは83の差が出るほど圧倒的だった。

任成宰は「今大会で本当に多くのバーディーを奪ったが、冬のトレーニング期間に韓国でしっかりと体の管理したおかげだと思う。練習結果が最初の大会から出て良いスタートを切ることができた」としながらも、「しかし3日目は6バーディーを取ったけど、ボギーを6つも出した。あってはならないミスが多く、考えが多かった」と語った。

今大会の優勝はクリス・カーク(米国)が占めた。単独首位で最終ラウンドを迎えたカークは同日も8バーディーを追加し、通算29アンダー263で首位に立った。サヒス・ティーガラ(米国)を1打差で抜いた。アルコール依存症やうつ病などでスランプに陥った昨年2月、ホンダクラシックで8年ぶりに優勝トロフィーを手にしたカークは、11ヵ月ぶりに通算6勝目を挙げ、優勝賞金360万ドル(約47億4000万ウォン)を獲得した。

キム・シウ(29)は通算20アンダー272で25位タイ、キム・ジュヒョン(22)は14アンダー278の45位タイで大会を終えた。


カパルア=キム・ジョンフン記者 hun@donga.com