昨年1969の保育園が閉園、「車から15分の距離も空きがない」
Posted January. 13, 2024 08:19,
Updated January. 13, 2024 08:19
昨年1969の保育園が閉園、「車から15分の距離も空きがない」.
January. 13, 2024 08:19.
by イ・ジウン記者 パク・ソンミン記者 easy@donga.com.
ソウル西大門区(ソデムング)で2人の娘を育てている母親のキムさん(37)は今月、引越しの準備をしていて娘たちの子育て問題で苦境に立たされた。長女は5歳児クラス、次女は3歳児クラスに通わさなければならないが、2つのクラスを同時に運営する保育園や幼稚園が引っ越す家の近くに1ヵ所もなかったためだ。近隣の施設に問い合わせたところ、「本来は全て運営していたが、子供が減ってクラスの数を減らした」という答えが返ってきた。3歳児のクラスや5歳児のクラスを全て運営する最も近い施設は車で15分の距離だが、それでも空きがなく待機しなければならない。育児休業中のキムさんは、引越しを終えて復職し、引越しの融資金を返済する計画だったが、計画が崩れるのではないかと気が気でならない。12日、韓国社会保障情報院によると、昨年12月末基準で全国にある保育園は計2万8954で、2022年12月(3万923)に比べて1969減少した。毎日5.3の保育園が廃業したことになる。毎年12月の調査で、保育園数が3万を割り込んだのは2006年以降初めて。コロナ禍直前の2019年12月(3万7171ヵ所)に比べると、4年間で22%も激減した。最も根本的な理由は、深刻な少子化のためだ。さらに、コロナ禍のパンデミックの期間中に感染を懸念し、家庭保育が増えたことも一因となっている。このため、キムさんのように子どもを預けるところが見つからず、気をもんでいる親が増えている。専門家の間では、少子化のせいで子供が減って保育園が廃業し、これを見守った若年層が出産と子育てに二の足を踏み、再び少子化につながる悪循環が深刻化しているという懸念が出ている。実際、昨年11月の少子高齢社会委員会の調査によると、「子を産む計画がない理由」の1位に「子育ておよび教育への負担」(24.4%)が挙げられた。
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ソウル西大門区(ソデムング)で2人の娘を育てている母親のキムさん(37)は今月、引越しの準備をしていて娘たちの子育て問題で苦境に立たされた。長女は5歳児クラス、次女は3歳児クラスに通わさなければならないが、2つのクラスを同時に運営する保育園や幼稚園が引っ越す家の近くに1ヵ所もなかったためだ。近隣の施設に問い合わせたところ、「本来は全て運営していたが、子供が減ってクラスの数を減らした」という答えが返ってきた。3歳児のクラスや5歳児のクラスを全て運営する最も近い施設は車で15分の距離だが、それでも空きがなく待機しなければならない。育児休業中のキムさんは、引越しを終えて復職し、引越しの融資金を返済する計画だったが、計画が崩れるのではないかと気が気でならない。
12日、韓国社会保障情報院によると、昨年12月末基準で全国にある保育園は計2万8954で、2022年12月(3万923)に比べて1969減少した。毎日5.3の保育園が廃業したことになる。毎年12月の調査で、保育園数が3万を割り込んだのは2006年以降初めて。コロナ禍直前の2019年12月(3万7171ヵ所)に比べると、4年間で22%も激減した。
最も根本的な理由は、深刻な少子化のためだ。さらに、コロナ禍のパンデミックの期間中に感染を懸念し、家庭保育が増えたことも一因となっている。このため、キムさんのように子どもを預けるところが見つからず、気をもんでいる親が増えている。専門家の間では、少子化のせいで子供が減って保育園が廃業し、これを見守った若年層が出産と子育てに二の足を踏み、再び少子化につながる悪循環が深刻化しているという懸念が出ている。実際、昨年11月の少子高齢社会委員会の調査によると、「子を産む計画がない理由」の1位に「子育ておよび教育への負担」(24.4%)が挙げられた。
イ・ジウン記者 パク・ソンミン記者 easy@donga.com
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