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世界最高齢31歳の犬、捏造疑惑…ギネス「記録を一時停止」

世界最高齢31歳の犬、捏造疑惑…ギネス「記録を一時停止」

Posted January. 18, 2024 08:09,   

Updated January. 18, 2024 08:09

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「犬が30歳を超えたということは、人間が200歳以上生きるのと同じであり、信じられない」(英国王立獣医師ダニー・チェンバース氏)

31歳165日で「史上最高齢犬」としてギネス世界記録(GWR)に登録されたポルトガルの犬「ボビ(bobi・写真)」の年齢が捏造されたという疑惑が浮上した。

米紙ニューヨーク・タイムズは16日(現地時間)、「ギネスがボビの世界最高齢犬の記録を一時停止し、全面的に見直すことを決めた」と明らかにした。ギネスは昨年2月、当時ボビを30歳266日の年齢で承認し、現在生きている最高齢の犬であり、史上最高齢犬だと宣言した。ボビは約8ヵ月の昨年10月21日に死亡し、31年165日生きたと記録された。

しかし、学界では明確な検証が必要だという意見が続いた。ボビは、ポルトガルの大型牧畜犬「ラフェイロ・ド・アレンティジョ」で、この犬種の平均寿命は12~14歳。ギネスは、ポルトガルの公認ペット登録データベース(SIAC)からボビの生年月日の提供を受けたが、その記録は特別な検査や認証なく、届け出るだけでいい。

さらに、1999年の写真ではボビの足が白いが、最近の写真では茶色という点も疑念を膨らませた。英国王立獣医科大学のダニー・チェンバース獣医師は、英紙ガーディアンに、「学者の中には、本当にボビが31歳まで生きたと信じる者は誰もいない」とし、「それは人間が200歳以上生きたと主張するのと同じだ」と話した。この論議に対し、ボビの飼い主のレオネル・コスタさんは、「ボビはギネスが要求したすべての要件を満たした」と反論した。


キム・ボラ記者 purple@donga.com