米大リーグ30チームのスプリングキャンプ訓練が20日後に迫った中、新しいチームを探している「コリアンモンスター」柳賢振(リュ・ヒョンジン、37)が改めて注目されている。
MLB.comは19日、「低評価を受けているが、驚くべき活躍をしてくれる5人の自由契約選手(FA)先発投手」という見出しの記事を掲載したが、その中で柳賢振を一番最初に取り上げた。次いでジェームズ・パクストン、マイケル・ローレンゼン、ジェイコブ・ジュニス、カルロス・カラスコも期待以上に活躍できる先発要員に選ばれた。
MLB.comは、「ブレイク・スネル、ジョーダン・モンゴメリーなどは1億ドルの複数年契約をするが、彼ら以外にも隠された宝石のような投手もいる」とし「柳賢振はじめ5人の投手は今シーズンに期待以上の活躍ができるだろう」と紹介した。
柳賢振については、「全盛期はすでに過ぎたが、依然として先発投手陣の一軸を担うことができる強力な要員」と評価した。2022年に肘の靭帯再建手術を受けて復活した昨年後半に先発登板した11試合で安定的な投球をしたことを根拠に挙げた。昨年8月、マウンドに復帰した柳賢振は52イニングを投げ、3勝3敗、防御率3.46を記録した。
影響要因としては負傷歴と若くない年齢を挙げた。柳賢振は2015年の肩の手術に続き、2022年に肘の手術を受けた。その影響で、2017年以降は1シーズン100イニング以上の投球が3度しかない。MLB.comは、「昨年、柳賢振のフォーシーム・ファストボールの平均球速が自己最低の時速142キロまで落ちたが、故障さえなければ柳賢振は制球力と変化球など球速の低下を相殺する良い武器を持っている」と評価した。契約を待っている柳賢振は、日本沖縄でシーズン開幕に備えた個人トレーニングをしている。
李憲宰 uni@donga.com