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勢いづくトランプ氏、バイデン氏と「リベンジマッチ」

勢いづくトランプ氏、バイデン氏と「リベンジマッチ」

Posted January. 25, 2024 08:40,   

Updated January. 25, 2024 08:40

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11月の米大統領選挙に向けた野党・共和党の候補者選びの第2戦である23日(現地時間)のニューハンプシャー州の予備選挙で、トランプ前大統領が再び勝利した。共和党の候補者選び開始8日目で、早くもトランプ氏の独走態勢が確認されたのだ。これにより、民主党候補に選出されることが確実視されているバイデン大統領とトランプ氏が大統領選で再び対決することになった。

トランプ氏は同日、ニューハンプシャー州の予備選挙で開票率92%の段階で54.9%を得票し、ライバルのヘイリー元国連大使(43.1%)を抑えて勝利を確定した。15日、党員だけが参加したアイオワ州の党員集会で51%の得票率で1位になったのに続き、非党員も投票した今回の予備選挙でも、過半数の支持を得て無難に勝利したのだ。

トランプ氏は勝利演説で「偉大な勝利だ」とし、「アイオワ州とニューハンプシャー州で勝った候補は誰も(共和党予備選で)負けなかった」と述べた。そして、「私たちは最も偉大な成功を収め、米国が進む方向を元に戻すだろう」と強調した。

ただし、ヘイリー氏は「まだ何十州も残っている。次は、サウスカロライナ州だ」と述べた。トランプ氏の撤退圧力にもかかわらず、来月24日に自身の故郷であるサウスカロライナ州で行われる予備選挙に参加する考えを明らかにしたのだ。

同日行われた民主党のニューハンプシャー州の予備選挙では、バイデン氏が開票率88%の段階で67.5%を獲得して勝利した。バイデン氏は、白人が多いニューハンプシャー州の予備選挙が米国の多様性を示せないとし、ここに候補登録しなかったが、支持者たちは投票用紙に直接名前を書く「記名投票」でバイデン氏に支持を送った。バイデン氏は、「トランプ氏が共和党の大統領候補になることが確実視されている。(民主主義にとって)これほど大きな危険はない」と述べた。

前・現職大統領のいわゆる「リベンジマッチ」が早期に確定し、4件の刑事訴追を受けているトランプ氏の司法リスク、両者の高齢論議などをめぐる米国の政治的混乱が深まる見通しだ。外交政策や経済・通商など大統領選の主要争点をめぐる対決も本格化し、国際情勢にも大きな影響が予想される。


マンチェスター=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com