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中国外務次官、北朝鮮の崔善姫外相と会談「共同の核心利益で協力」

中国外務次官、北朝鮮の崔善姫外相と会談「共同の核心利益で協力」

Posted January. 29, 2024 08:11,   

Updated January. 29, 2024 08:11

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中国の孫衛東外務次官が26日、平壌(ピョンヤン)で北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相と会談し、共同の核心利益に向けて協力を強化することについて議論したと、北朝鮮の朝鮮中央通信が27日付けで明らかにした。最近、北朝鮮とロシアの密接が強化される中、中国も北朝鮮との関係を管理しようとする動きを見せたのだ。ただし、中朝国交樹立75年を迎え、両国首脳間の相互訪問が調整されたという内容などは、北朝鮮のメディアは言及しなかった。軍事協力まで強化するロシアとは異なり、まず中国は、北朝鮮に対話のチャンネルを開き、管理から始めるという狙いがあるとみられる。

孫氏は崔氏と会談した日、北朝鮮の朴明浩(パク・ミョンホ)外務次官と次官級会談も行い、交流についても議論した。中国外務省も「中朝友好の年を迎え、主要行事の日程で合意した」とし、「伝統的な友好と実務協力を深め、中朝関係を発展させていくことで意見が一致した」と明らかにした。ただし、孫氏が25日から2泊3日の訪朝期間中に金正恩(キム・ジョンウン)総書記に会ったかどうかは不明だ。孫氏が率いる中国代表団が帰国した27日、北朝鮮では金日国(キム・イルグク)体育相を団長とする体育省代表団が中国に出発したと、北朝鮮の国営メディアが28日、報じた。

北朝鮮は今年、ロシアには長官級の崔氏を派遣した。崔氏は、ロシアのプーチン大統領と面談し、プーチン氏の訪朝日程まで調整したという。一方、北朝鮮は昨年12月、朴明浩外務次官を北京に送り、今回、孫氏が平壌に来た。まだ中朝間の閣僚級会談は今年行われていない。梨花(イファ)女子大学の朴元坤(パク・ウォンゴン)教授は、「中国は、北朝鮮とロシアが過度に軍事的に接近することに対して不快に思っている」とし、「そのため、中朝間にはまだ低いレベルの協力しか行われていない」と指摘した。ただ、今回の次官級会談を機に、中朝間でもさらに高位級の人的交流が行われるという観測も流れている。


コ・ドイェ記者 yea@donga.com