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テスラのヒト型ロボット、78秒間人間のように歩く

テスラのヒト型ロボット、78秒間人間のように歩く

Posted February. 27, 2024 08:39,   

Updated February. 27, 2024 08:39

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生成AI(人工知能)チャットボットを中心に火がついたビッグテック技術競争が、「ヒューマノイド(ヒト型ロボット)」に移りつつある。アマゾンとNVIDIAが、ヒト型ロボットを開発するスタートアップへの投資の意向を明らかにすると、テスラは24日(現地時間)、自社のAIロボット映像を公開した。

テスラの最高経営責任者(CEO)イーロン・マスク氏は同日、ソーシャルメディアX(旧ツイッター)に自社のヒト型ロボット「オプティマス第2世代」が歩く1分18秒の映像を公開した。「テスラボット」と呼ばれるオプティマスは、2021年に打ち出したテスラAIプロジェクトの一環だ。テスラは昨年初めにオプティマス第1世代を公開し、昨年12月には第2世代も紹介した。先月も第2世代ロボットがバスケットから服を取り出す映像などを2回にわたって公開した。

現地メディアは、テスラが同日、突然映像を公開したのは「意図された目的」があると分析した。ブルームバーグ通信は、「前日、米アマゾン・ドット・コムの創業者のジェフ・ベイゾス氏とNVIDIAは、『フィギュアAI』にそれぞれ1億ドル(約1330億ウォン)と5千万ドルを投資することを決めた」と伝えた。フィギュアAIは、22年にテスラとボストン・ダイナミクス出身者らが設立したヒト型ロボット開発のスタートアップ。

マイクロソフト(MS)とチャットGPTの開発会社であるオープンAIも先月、それぞれ95百万ドルと5千万ドルをフィギュアAIに投資した。LGイノテック(850万ドル)とサムスン(500万ドル)も投資に乗り出した。オープンAIはフィギュアAIの買収も検討していたという。

AIの「物理的本体」と呼ばれるヒト型ロボット市場の競争はさらに激化する見通しだ。カナダ・トロント大学ロトマン経営大学院のアジェイ・アグラワル教授は昨年、東亜(トンア)ビジネスフォーラムで、「巨大行動モデル(LBM)を搭載したAIヒト型ロボットなどが最後のパズルのピースである『脳』を持つことになれば、人間のほぼすべての業務を遂行できるようになる」と見通した。


イ・チョンア記者 clearlee@donga.com