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ジャイアンツの李政厚、初出場の大リーグオープン戦で初安打初得点

ジャイアンツの李政厚、初出場の大リーグオープン戦で初安打初得点

Posted February. 29, 2024 08:55,   

Updated February. 29, 2024 08:55

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訳もなく「スーパースター」と呼ばれるわけではない。「風の孫」李政厚(イ・ジョンフ=26、サンフランシスコ・ジャイアンツ)がオープン戦の初打席から安打を放ち、存在感を示した。

李政厚は28日、本拠地のアリゾナ州スコッツデール・スタジアムで行われたシアトル・マリナーズとのオープン戦で、1番・中堅手として先発出場し、3打数1安打1得点を記録した。

軽いわき腹の痛みで先にあったオープン戦3試合に出場しなかった李政厚は、同日初めてメジャーリーグ公式戦出場を果たした。0-2でリードされていた1回裏、先頭打者として打席に入った李政厚は、相手の右腕投手ジョージ・カービーを相手に、カウント2-0の状況で3球目の変化球を捉え、ライト前に落ちる安打を放った。デビューシーズンの2022年に8勝、昨年に13勝を収めたカービー、昨年のオールスター戦にも出場したシアトルの次世代エースだ。

1塁に出た李政厚は、活発な走塁プレーでも目を引いた。李政厚は2番タイロ・エストラーダのショートゴロの時、素早く2塁に駆け込み、マリナーズ遊撃手のライアン・ブリスのミスを誘った。併殺打の危機を無死1、2塁のチャンスに変えたプレーだった。続いて3番ラモンテ・ウェイド・ジュニアの適時打でホームに帰った。

2回には1塁ゴロ、4回に空振り三振を喫した李政厚は、5-9でリードされていた5回表の守備でタイラー・フィッツジェラルドと交代し、初のオープン戦出場を終えた。李政厚は試合が10-10で終わった後、地元メディアのインタビューに応じ、「個人的に満足している。カービーはよく知られた投手だ。2ストライクになった時、そのままボールを当てようと思った」とし、「メジャーリーグ投手のファストボールは確かに韓国投手とは違う。しかし、もっと大きな違いは変化球の球速だと思う」とし、新しい環境に早く適応していくと語った。ジャイアンツのボブ・メルビン監督は「軽い負傷でスタートが遅れたが、初試合から安打と得点を記録したのはよかった」とし、「足も速く、相手守備陣にどんな混乱をもたらすか誰も分からない」と評した。

李政厚は同日、バットを振る時と走塁プレーの途中に何度もヘルメットが脱げた。メジャーリーグのヘルメットがアジア選手の頭のサイズとあまり合わなくて起きたハプニングだった。金河成(キム・ハソン=サンディエゴ・パドレス)も昨年、似たような経験をした。李政厚はオーダーメード型ヘルメットを別途注文し、早ければ2日以内に新しいヘルメットを受け取る予定だ。

大谷翔平(30)も同日、ロサンゼルス・ドジャース所属としては初めてオープン戦に出場して本塁打を放った。シカゴ・ホワイトソックス戦に指名打者として出場した大谷は、1回裏の第1打席で三振、3回の第2打席で併殺打に倒れた。しかし、5回裏にフルカウントの勝負の末、左中間越えにドジャース移籍後初本塁打を記録した。

招待選手としてオープン戦に参加中の崔志萬(チェ・ジマン=32、ニューヨーク・メッツ)も同日、本塁打でオープン戦初安打を飾った。崔志萬は本拠でのマイアミ・マリーンズ戦に3番・1塁手として先発出場し、6回裏に右中間へ本塁打を放った。


李憲宰 uni@donga.com