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尹大統領、「27年までに宇宙開発予算を1兆5千億ウォン以上拡大」

尹大統領、「27年までに宇宙開発予算を1兆5千億ウォン以上拡大」

Posted March. 14, 2024 09:03,   

Updated March. 14, 2024 09:03

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は13日、「2027年までに宇宙開発予算を1兆5千億ウォン以上拡大し、2045年までに100兆ウォンの投資を引き出す」と明らかにした。民間主導の宇宙産業の育成と成長の拠点として、22年に国家宇宙委員会が指定した慶尚南道(キョンサンナムド)・全羅南道(チョンラナムド)・大田(テジョン)の三角クラスター構築の考えも再確認した。

尹大統領は同日、慶尚南道泗川市(サチョンシ)の韓国航空宇宙産業(KAI)で開かれた「大韓民国宇宙産業クラスター発足式」に出席し、「1千社の宇宙企業を育成し、このうち10社はワールドクラスの宇宙企業に成長させる」と述べた。また、「現在1%にすぎない大韓民国宇宙産業の世界市場シェアを45年までに10%以上引き上げ、25万個以上の良質の雇用を創出する」とし、「クラスターに入居するスタートアップがグローバル企業に成長できるよう全面的に支援する」と述べた。

宇宙産業クラスターは、民間主導の宇宙産業育成に向け、慶尚南道(衛星特化地区)、全羅南道(発射体特化地区)、大田市(研究人材開発特化地区)で三角体系を構築する事業だ。発足式が開かれた泗川市は、尹大統領の大統領選挙公約であり、「韓国型NASA」と呼ばれる宇宙航空庁の設立予定地だ。

尹大統領は、「32年に韓国の探査船を月に着陸させ、45年に火星に太極旗を掲げる未来への大きな一歩を踏み出すことになる」とし、「宇宙産業クラスターがその道を開くことになるだろう」と述べた。さらに、「私たちはもっと遠い宇宙に向かって大胆に進んでいかなければならない」とし、「漢江(ハンガン)の奇跡、半導体の奇跡に続き、大韓民国の第3の奇跡は宇宙の奇跡になるだろう」と付け加えた。尹大統領は1969年、アポロ11号による人類初の月面着陸の瞬間をテレビ中継で見た経験に触れ、「それ以来、私にとって宇宙は夢であり挑戦だった」と話した。

尹大統領は発足式に先立ち、KAI宇宙センターを見学した。防塵服と防塵帽子を着用した尹大統領は、次世代中型衛星の開発状況について報告を受け、軌道環境試験室で大型熱真空試験装置を見ながらいくつか質問した。

発足式を終えた後、尹大統領は泗川市の三千浦龍宮(サムチョンポ・ヨングン)水産市場を訪れた。尹大統領は、店舗を一軒一軒回って商品を購入し、商人たちを激励した。尹大統領は、貝類を販売する店舗では、「私の好きなものが全てある」と言った。4・10総選挙まで1ヵ月もない時期に行われた地域市場訪問と各種支援の約束をめぐって「総選挙用」という批判も出ている。


イ・サンホン記者 dapaper@donga.com