Go to contents

「投票所に隠しカメラ設置」手伝った50代女性を新たに立件

「投票所に隠しカメラ設置」手伝った50代女性を新たに立件

Posted April. 02, 2024 09:05,   

Updated April. 02, 2024 09:05

한국어

4・10総選挙を控えて全国の期日前投票所41ヵ所に不法カメラを設置した極右性向のユーチューバーのハン氏(49)が拘束された中で、慶尚南道梁山(キョンサンナムド・ヤンサン)地域でハン氏の不法カメラ設置を手伝った疑惑を持たれている50代女性が新たに立件された。今までハン氏の犯行にかかわったとされる共犯は全部で二人。彼らはいずれもハン氏のユーチューブチャンネルの登録者だという。警察は他にも共犯がいるかどうかを集中的に調べている。

梁山警察署は1日、梁山地域内の期日前投票所6ヵ所にハン氏が不法カメラを設置するのを手伝った50代女性のキム氏を追加で立件したと明らかにした。キム氏は別の共犯である70代男性のヤン氏と一緒に犯行を共謀した疑い(建造物侵入および通信秘密保護法違反など)を受けている。

警察は、共犯が梁山市梁州洞(ヤンジュドン)の行政福祉センターなど梁山の6ヵ所に設置された期日前投票所などに不法カメラを設置するハン氏の犯行を一緒に計画し共謀したものとみて、同日拘束令状を申請した。警察は、防犯カメラや押収品の分析を通じて、彼らがハン氏と会合して犯行を共謀した情況を把握したという。

警察の関係者は、「二人の共犯が直接カメラを設置したことはまだ確認されていないが、事前に共謀したと疑っている」とし、「追加犯行の有無と彼らの他に新たな共犯がいるかどうかなどを調べるる計画だ」と説明した。

警察は、ハン氏がソウルや仁川、梁山など全国の期日前投票所41ヵ所に不法カメラを設置した情況を発見したと明らかにした。このうち36ヶ所で実際にカメラが設置されたことを確認し、5ヶ所に対しては事実関係を確認中だ。彼らはオンラインショッピングモールで不法カメラを大量に購入したことが分かった。警察庁のウ・ジョンス国家捜査本部長はこの日の定例記者懇談会で「不法カメラは設置はもちろん流通されること自体が不法」とし「選挙を控えている重大な状況であるだけに速かに捜査する方針」と話した。


キム・スヒョン記者 梁山=ト・ヨンジン記者 newsoo@donga.com · 0jin2@donga.com