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ソウル駅停車のKTXにムグンファ号が衝突

ソウル駅停車のKTXにムグンファ号が衝突

Posted April. 19, 2024 09:06,   

Updated April. 19, 2024 09:06

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ソウル駅のホームで、ムグンファ号の列車が他の列車に衝突し、一部が脱線する事故が起きた。大きな人命被害はなかったが、乗客200人余りが乗り換え、代替便が約30分遅れるなど不便を強いられた。

18日、コレイルと南大門(ナムデムン)警察署などによると、同日午前9時25分頃、龍山区(ヨンサング)のソウル駅5番ホーム側の線路に入っていたムグンファ号が、停車していた釜山(プサン)行きのKTX-山川(サンチョン)列車とぶつかった。ムグンファ号には乗客がいなかったが、KTX山川に乗っていた乗客287人のうち4人が軽傷を負って病院に運ばれた。乗客は「ドン」という音とともに強い揺れを感じ、一部は持っていたコーヒーなどの食べ物を服の上にこぼしたという。ホームの隣でトースト屋を経営しているチャン・ヘジさん(25)は、「急に生まれて初めて聞く大きな音がした。(KTX-山川から降りた)乗客らは皆、携帯電話を見ながら『どうしよう』と足を踏み鳴らした」と話した。

この事故で、ムグンファ号の1台の車両は前輪が軌道から離脱し脱線した。KORAILは、KTX―山川列車とムグンファ号列車を代替編成したが、それぞれ予定より25分と34分が遅れて出発した。5番ホームの線路は、同日午後2時12分頃に復旧され、運行が再開された。

国土交通部は、交通安全公団などと合同調査を行い、事故の経緯と原因を調べる計画だ。まずムグンファ号に搭乗していた運転手の前方注視怠慢などを集中的に点検するものと見られる。KTX-山川の運転手と安全総括チーム長間の交信内容も確認する一方、信号体系が正常に作動したのかも調査するものとみられる。国土部側は、「法違反の事項が明らかになれば、捜査まで続く可能性がある」と話した。


キム・スヒョン記者 イ・チュクボク記者 newsoo@donga.com