インテル・ミラノが今季イタリアリーグ、セリエAの頂点に立ち、通算20度目のリーグ優勝を果たした。
インテルは23日、地域ライバルのACミランとの今季セリエA試合で2-1で勝った。これで勝ち点を86としたインテル(27勝5分け1敗)は、残り5試合の結果と関係なく今季リーグ優勝を確定し、来季に「スクデット(scudetto)」をつけてプレーすることになった。首位のインテルに勝ち点差17の2位ACミラン(勝ち点69)も5試合が残っているが、全勝してもインテルを越えることができない。スクデットとはイタリア語で「小さな盾」という意味。セリエAでは、直前シーズンの優勝チームだけがユニフォームにイタリア国旗の3色(緑、白、赤)の小さな盾形パッチをつけて試合に出る。
インテルミラノがセリエAのトップを占めたのは通算20回目で、2020~2021シーズン以来3年ぶり。今回の優勝で、インテルは通算優勝回数でライバルのACミラン(19度優勝)を抜き、同部門単独2位になった。セリエA最多優勝チームはユベントスで36度もリーグを制した。インテルはまた、来季のユニホームに星がもう一つ増えて2つになる。セリエAでは10回優勝するたびに、ユニホームに刻まれたクラブエンブレムの上に金色の星の刺繍を追加することができる。
インテルのシモーネ・インザーギ監督(48)は優勝を確定した後、「チームを引き受けた後、3年間リーグで優勝できず、苦しい時間を過ごした。今日は本当に素敵で忘れられない日だ」と話した。2021年6月からインテルを采配しているインザーギ監督はイタリアサッカー協会カップで2度、イタリアスーパーカップで3度優勝したが、リーグ優勝は初めて。インザーギ監督は、イタリア代表の看板FWだったフィリッポ・インザーギ(51)の弟だ。
キム・ジョンフン記者 hun@donga.com