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「捕手」姜白虎が変わった、11本塁打で首位に浮上

「捕手」姜白虎が変わった、11本塁打で首位に浮上

Posted May. 06, 2024 09:08,   

Updated May. 06, 2024 09:08

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ファンの記憶から忘れ去られていた姜白虎(カン・ベクホ=KT・25)が「野球天才」の姿を取り戻した。2022年のプロデビュー当時、「第2の李鍾範(イ・ジョンボム)」と称されて期待を集めた金倒永(キム・ドヨン=21・KIA)も3年目に「天才少年」というニックネームにふさわしい活躍を見せている。

両選手は4日、並んでシーズン11本目の本塁打を放ち、崔廷(チェ・ジョン)、韓萸暹(ハン・ユソム=以上SSG)、ヨナタン・ペラザ(ハンファ)とともに本塁打首位に躍り出た。

同日、キウム戦に2番・指名打者で出場した姜白虎は、3回のソロ本塁打を含め5打数2安打1打点2得点で6-2の勝利に貢献した。李強喆(イ・ガンチョル)KT監督には通算400勝目をもたらし、5回1失点と好投した新人投手ユク・チョンミョンのプロ初勝利を助けた。

ソウル高在学時代から投手、捕手、外野手と様々なポジションで才能を見せた姜白虎は、デビューシーズンだった2018年に29本塁打を放って新人王に輝き、次世代の巨砲として注目を浴びた。だが、2021年に16本塁打、102打点を記録してから、この2年間は「野球天才」とは程遠い姿だった。2022年には足の指と太ももの負傷が重なり、6本塁打に止まった。昨年は心理的な不安に耐え切れず8本塁打にとどまった。守備では1塁手と外野手のどちらにも定着できず、「半分の選手」に転落した。

光を失っていた姜白虎が復活したのは、今年捕手兼業をしてからだ。姜白虎は定捕手チャン・ソンウの負傷で、3月31日のハンファ戦後半に捕手マスクをつけた。最初は一回限りのイベントだと思っていたが、「捕手」姜白虎の実力はみんなの予想を裏切った。捕球はもちろん、ブロックまでうまくこなした。その後、李監督はチャン・ソンウに休息が必要な時は、姜白虎を先発捕手に起用し始めた。

守備でもともとのポジションを取り戻した姜白虎は、打撃でも自信を取り戻した。3月の8試合で1本塁打にとどまった姜白虎は、4月の25試合で9本塁打を放ち、3シーズンぶりに2桁の本塁打を達成した。姜白虎は5日現在、打率.327にリーグで最も多い35打点を記録している。李監督は、姜白虎について「チームの主軸だった選手だが、ここ数年間どんどん追い抜かれて気が弱くなった。捕手として出場し、再びチームの中心になって存在感が出てきたので、責任感と集中力も良くなった」と話した。捕手としては補わなければならない部分もある。先発で6試合を含め、今季の計9試合に捕手として出場したが、盗塁阻止率は6.7%(15回中1回阻止)に過ぎない。

昨年、負傷で足を引っ張られた金倒永も30本塁打・30盗塁を狙う「駿足好打」内野手に生まれ変わった。金倒永は4月の1ヵ月間、25試合で10本塁打と14盗塁を記録した。月間10本塁打・10盗塁は韓国プロ野球43年の歴史で初めて。金倒永は1日、KT戦まで20試合連続安打を記録した。

主に2番・3塁手として試合に出る金倒永は5日現在、打率.329、11本塁打27打点33得点、14盗塁で、ほぼすべての攻撃部門で上位圏に名を連ねている。本塁打と得点は1位、盗塁は2位だ。金倒永が今のペースを維持すれば、2000年の朴栽弘(パク・ジェホン=当時現代、32本塁打、30盗塁)に続き、韓国選手としては24年ぶりの「30本塁打・30盗塁」達成も期待されている。


李憲宰 uni@donga.com