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欧州CL最多14回優勝のR・マドリードが18度目の決勝進出

欧州CL最多14回優勝のR・マドリードが18度目の決勝進出

Posted May. 10, 2024 08:37,   

Updated May. 10, 2024 08:37

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欧州チャンピオンズリーグ(CL)最多優勝のレアル・マドリード(スペイン)が15回目のCL優勝まであと一歩を残した。

R・マドリードは9日、本拠で行われたバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)との今季CL準決勝第2戦で2-1で逆転勝ちし、第1、2戦合計4-3でリードして決勝に進出した。R・マドリードがCL決勝に進出したのは通算18番目で、やはり大会最多記録だ。両チームは1日、準決勝第1戦で2-2で引き分けた。R・マドリードはドルトムント(ドイツ)と「ビッグ・イヤー(CL優勝トロフィー)」を争う。両チームによる一発勝負となる決勝は6月2日、「サッカーの聖地」と呼ばれる英国ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われる。

R・マドリードを決勝に導いた主人公は「流しの職人」ホセル(34)だった。後半36分に途中出場したホセルは、7分後の後半43分、1-1の同点に追いつくゴールを決めた。そして、アディショナルタイムの後半46分には逆転決勝ゴールを決めた。R・マドリード2軍チームのカスティージャ出身のホセルは2009年、セルタ・デ・ビーゴ(スペイン)でプロデビューした。その後、カスティージャヤ(スペイン)、ホッフェンハイム、フランクフルト、ハノーバー(以上ドイツ)、ストークシティ、ニューカッスル(以上イングランド)などを転々とした。一つのチームで3シーズン以上プレーしたことのない代表的な「ジャーニーマン」だ。現在、エスパニョール(スペイン)所属のホセルは昨年7月、レンタル選手としてR・マドリードのユニホームを着た。来月30日までのレンタル期間を延長しなければ、ホセルはエスパニョールに再び戻らなければならない。ホセルは試合後、「私が英雄なのかはよく分からないが、とても幸せな人であることは確かだ。ドラマのような勝利を収めるこんな夜は皆が夢見るもの」と話した。R・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督も同日、劇的な逆転勝ちについて「説明が不可能だ。これは魔法だ」と話した。

ブンデスリーガの「巨艦」ミュンヘンはこの日の敗北で今季を無冠で終えることになった。今季にブンデスリーガ12連覇に失敗し、ドイツサッカー協会カップも2回戦で敗退した。ミュンヘンがブンデスリーガ、サッカー協会カップ、CLの3大会のうち、一つも優勝できなかったのは2011~2012シーズン以来12年ぶりのこと。キム・ミンジェは同日、後半31分に途中出場し、後半のアディショナルタイムまで29分をプレーした。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com