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「和合で葛藤を癒し、清浄で貪欲を治めなければ」 釈迦誕生日に宗正・性坡僧侶が法話

「和合で葛藤を癒し、清浄で貪欲を治めなければ」 釈迦誕生日に宗正・性坡僧侶が法話

Posted May. 16, 2024 08:54,   

Updated May. 16, 2024 08:54

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仏紀2568年(2024年)釈迦誕生日奉祝法要式が15日、ソウル鍾路区(チョンロク)の大韓仏教曹渓宗曹渓寺など全国の寺院で行われた。仏教界の宗団が参加した釈迦誕生日奉祝委員会が選定した今年の奉祝標語は「心の平和、幸せな世界」だ。

曹渓寺で開かれた奉祝法要式で、宗正の性坡(ソンパ)僧侶は法話を通じて、「お釈迦様は私たちに対立と葛藤は和合で治癒し、貪欲と無知は清浄で治め、衆生の幸せのための波羅蜜の実践を勧めた」とし、「すべての人に具足(欠けることなく備わっている)した知恵と徳を認めて活用すれば、満たされて円満な幸せな生活を送ることができる」と述べた。総務院長のジンウ僧侶も奉祝の辞を通じて、「私の心を安らかにする主人公はまさに私であり、私の隣人の苦しみを安らかにするのも私自身」とし、「心が安らかであれば苦悩のない仏の世界が開かれる」と述べた。

法要式には、宗正の性坡僧侶、総務院長のジンウ僧侶、中央宗会議長のチュギョン僧侶など宗団  の要人や他宗教の指導者、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領、柳仁村(ユン・インチョン)文化体育観光部長官、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長など政界関係者及び在韓外交使節、信徒など約1万人が参加した。

尹大統領は祝辞を通じて、「常にお釈迦様の心を胸に刻み、正しい国政を展開するために最善を尽くす」とし、「助けを必要とする困難な方々の手をより温かく握り、民生の小さな部分まで細心の注意を払い、国民の幸せをさらに高めていきたい」と述べた。奉祝法要式は、曹渓寺の連合合唱団の三帰依礼を皮切りに、般若心経の朗読、灌仏、摩頂授記の奉行、讚仏歌の順に行われた。

韓国仏教太古宗は同日、京畿道楊州市(キョンギド・ヤンジュシ)の青蓮寺で奉祝法要式を行った。総務院長のサンジン僧侶は、「お釈迦様がどんなに良い法でも説法する人がいなければ知ることができないと言ったように、法堂に来る仏子がいなければ明るい光はないだろう」と述べ、仏子たちが灯火の役割を果たしてほしいと呼びかけた。大韓仏教天台宗総務院長のトクス僧侶は同日、忠清北道丹陽郡(チュンチョンプクト・タンヤングン)の救仁寺(クインサ)で奉祝法要式を行い、「自分より他人に利益をもたらし、家庭と社会と国家のために慈悲と犠牲と奉仕を実践する『釈迦誕生日』になることを願う」と述べた。


李鎭求 sys1201@donga.com