Go to contents

KAIST、海で82%生分解の紙包装材を開発

KAIST、海で82%生分解の紙包装材を開発

Posted May. 18, 2024 08:51,   

Updated May. 18, 2024 08:51

한국어

韓国国内の研究チームが、海で最大82%まで生分解される包装材を開発した。

KAISTは17日、建設および環境工学科のミョン・ジェウク教授、生命科学科のヤン・ハンスル教授、延世(ヨンセ)大学パッケージングおよび物流学科のソ・ジョンチョル教授の共同研究チームが、持続可能な海洋生分解性の紙コーティング材を開発したと明らかにした。

日常でよく使われる紙包装材は、環境にやさしい包装材だが、水に弱くよく破れる短所がある。これを克服するためにポリエチレンのようなコーティング材が使われるが、このようなコーティング材は分解されない。

研究チームは、生分解性プラスチックであるポリビニルアルコールに、ホウ酸を利用してフィルムを製作した。これを紙にコーティングしてよく分解しながらも、水と酸素を遮断できる強力なパッケージング素材を作ることに成功した。

研究チームは、コーティング紙の生分解性を確認するために、最も分解されにくい環境である海洋環境にコーティング紙を露出させた。111日間コーティング紙を観察した結果、59~82%まで生分解されることが確認された。また、ネズミの生体反応実験を通じて、コーティング紙の安全性も確認した。

ミョン教授は、「自然環境で生分解される上、低毒性物質であるため、意識せず捨てられても環境汚染を深刻化させず、潜在的にプラスチック包装材の持続可能な代替材になりうる」と話した。


チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com