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29歳トンプソンが今季限りで引退、「ゴルフ以外の人生も」

29歳トンプソンが今季限りで引退、「ゴルフ以外の人生も」

Posted May. 30, 2024 09:01,   

Updated May. 30, 2024 09:01

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「ゴルフ以外にも人生にはたくさんのことがある。これからどんなことが起こるか楽しみ」

米女子ツアー(LPGA)で通算11勝を収めたレキシー・トンプソン(29、米国)が29日、米国ペンシルバニア州にあるランカスターCCで開かれた全米女子オープン記者会見で引退を宣言した。トンプソンは、自身のゴルフ人生の事実上の出発点だった全米女子オープンで「今年が最後のシーズンになるだろう」と明らかにした。12歳だった2007年、全米女子オープン予選を通過し、最年少出場記録を残した。トンプソンは、「ゴルフ選手の2人の兄と5歳の時からゴルフをした。ゴルフは私の人生だった。ゴルフを通じて多くのことを学んだ」と涙をふく場面もあった。トンプソンは引退後の計画については、「今フィットネスにはまっている。人生を楽しみたい」と話した。

トンプソンは米国最高の女子ゴルファーだった。15歳でプロに転向した後、2011年のナビスターLPGAクラシックで当時ツアー史上最年少(16歳7ヵ月8日、現在2位)優勝を記録した。LPGAツアーは同日、ホームページを通じて「トンプソンはゴルフの元祖10大スーパースターだった」と称賛した。2016年の大会では、ドライブで359ヤード(約328メートル)を飛ばすほどの飛ばし屋のトンプソンは米男子ツアー(PGA)大会にも2度出場し、男子選手たちと対決した経験もある。

世界ランキング2位まで上がったトンプソンは、2019年6月のショップライトLPGAクラシック優勝以後、下り坂を歩んだ。今年の6大会でも優勝なしに4度も予選落ちした。韓国のファンにとっては、2017年のANAインスピレーション(現在のシェブロン選手権)当時、グリーンの上でマークしたところよりホールに近いところにボールを置く「誤所でのプレー」で4罰打を受け、ユ・ソヨンに優勝を献上した選手として記憶されている。


姜泓求 windup@donga.com