Go to contents

バイデン米大統領「戦闘を終わらせる時が来た」、イスラエル「継続」

バイデン米大統領「戦闘を終わらせる時が来た」、イスラエル「継続」

Posted June. 03, 2024 08:38,   

Updated June. 03, 2024 08:38

한국어

バイデン米大統領が、イスラエルとハマスの戦闘を終わらせるための3段階の案を提示した。最近、イスラエル軍がハマスの最後の拠点であるガザ地区ラファの中心部まで進入した状況であり、ハマスは肯定的な反応を示したが、イスラエルは「戦闘はすべての目標が達成されるまで終わらない」と反対の考えを明らかにした。

バイデン氏は先月31日、終戦のための3段階の案を出し、「ハマスはもはや昨年10月7日のような攻撃を実行する能力がない」とし、「戦闘を終わらせる時が来た」と述べた。

この提案によると、第1段階では6週間停戦し、イスラエル軍がガザ地区内の人口密集地から撤退した後、ハマスは女性と高齢者ら一部の人質を解放する。この期間中、両者は「恒久的に」敵対行為を終了するための交渉を行う。第2段階では、ハマスがすべての人質を解放し、イスラエル軍はガザ地区から全面撤退する。第3段階は、パレスチナ住民の生存のためのガザ地区の復興計画を実行する。

ハマスは提案について「占領勢力(イスラエル)が合意を守るという約束を明確にすれば、建設的な姿勢で臨む」と発表した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、ハマスのガザ地区のトップ、シンワル軍事指導者の側近を引用し、「ハマスが政治勢力として生き残ることを保障すれば、交渉に臨む」と伝えた。

一方、事前に提案の公表に同意していたイスラエルは、発表直後に態度を変えた。イスラエル首相室は、「ハマスの軍事および統治能力の完全な除去など、イスラエルのすべての戦闘目標が達成されるまで戦闘は続く」と明らかにした。イスラエルのネタニヤフ首相の政治的根幹である極右連立政権内で同意しない声が多いためとみられる。同紙は、「ネタニヤフ氏とシンワル氏の異なる政治状況のため、戦闘が続く可能性がある」と見通した。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com