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「これからはバイオも安全保障と見るべき」、国家安保室3次長が初めて「バイオUSA」参加

「これからはバイオも安全保障と見るべき」、国家安保室3次長が初めて「バイオUSA」参加

Posted June. 06, 2024 09:10,   

Updated June. 06, 2024 09:10

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「これまではバイオを安全保障という概念では見ていなかった。これからは保健安全保障の観点から見る必要があると感じ、政策的に検討してみたい」

4日(現地時間)、米サンディエゴで開かれている「バイオ・インターナショナル・コンベンション(バイオUSA)」を訪れた王允鍾(ワン・ユンジョン)国家安保室第3次長は、国内外のバイオ企業を視察し、「バイオ安全保障論」を強調した。

世界主要国がバイオ産業の競争力を高め、医薬品供給網を安定させるためのさまざまな政策を打ち出している中、韓国も安全保障の観点からバイオ政策を見直すという意味だ。国家安保室がバイオUSAに参加したのは初めて。

王次長らは5日には、韓国と米国、日本、インドの4カ国が行うバイオ協力に関する高官級会議にも出席する予定だ。

今回の会議は昨年12月、韓国と米国がソウルで開催した「第1次韓米次世代重要新興技術対話」のフォローアップを協議するため場である。両国は3月にも、もう一度インドを含めた重要新興技術対話を開催し、バイオ医薬品、半導体サプライチェーン、人工知能など主要技術分野での協力策を議論した。

今回の会議の背景には、米国の対中牽制がある。中国経済専門家として知られている王氏が両会議に出席したこともこれを裏付けている。

米国は今年初めから米国人の健康や遺伝情報が中国に流出するのを防ぐ「バイオセキュリティ法」を議論している。韓国バイオ協会のイ・スンギュ副会長は「米国の安保体制にバイオも含まれたことを意味する」とし「遺伝子情報や技術力を含めバイオ産業が外交∙安全保障面で非常に重要になっている」と話した。


チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com