Go to contents

韓・中央アジア5ヵ国の首脳会議創設、来年初会議

韓・中央アジア5ヵ国の首脳会議創設、来年初会議

Posted June. 08, 2024 09:04,   

Updated June. 08, 2024 09:04

한국어

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が10日から16日まで、トルクメニスタン、カザフスタン、ウズベキスタンの中央アジア3ヵ国を国賓訪問する。昨年12月15日にオランダを国賓訪問して以来、178日ぶりの海外日程であり、今年初の歴訪だ。韓・アフリカ首脳会議を成功裏に開催した尹大統領は、今回の訪問を機に中央アジア5ヵ国首脳会議を創設し、来年国内で初の会議を開催する計画だ。夫人の金建希(キム・ゴンヒ)氏も同行する。

金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長と朴春燮(パク・チュンソプ)大統領経済首席秘書官は7日、龍山(ヨンサン)大統領室の記者ブリーフィングで、「中央アジアは原油・ガスとともに核心鉱物が豊富で、協力の潜在力が非常に大きい」とし、「今回の訪問は、両国の経済協力関係を全面的に拡大再編する契機になるだろう」と述べた。企業65社を含め、協会、機関など86社が経済使節団として参加する。

尹大統領と金氏は10日午後、トルクメニスタンの首都アシガバットに到着し、公式歓迎式の後、ベルディムハメドフ大統領と首脳会談を行う。両国の協力拡大案を盛り込んだ了解覚書(MOU)を複数締結する予定だ。

尹大統領は11日、カザフスタンの首都アスタナで高麗人同胞および在外国民同胞との懇談会を行った後、トカエフ大統領と懇親晩餐会を行う。12日、国賓訪問の公式日程で、大統領夫妻は首脳会談を通じて、両国の戦略的パートナー関係の強化案を協議する。13日からウズベキスタンを国賓訪問し、国賓首脳会談、協定およびMOU署名式を行う。大統領夫妻は15日、国賓訪問の日程でユネスコ世界文化遺産である古都サマルカンドを訪問した後、午後帰国する予定だ。

ブリーフィングではまた、中央アジアを対象とする特化外交戦略である「Kシルクロード協力構想」を公開した。金次長は、「『インド太平洋戦略』と『韓・アセアン連携戦略』をつなぐ尹政府の第3地域戦略であり、アジアと欧州をつなぐ中央アジアとの協力関係を一段階跳躍させるための青写真だ」と説明した。韓国が保有している革新能力や中央アジアの豊富な資源など発展の潜在力を連携し、新しい協力モデルを作るというのが趣旨だ。政府は、「同行・融合・創造」を3大基本原則とし、具体的な推進体系は「ロード(ROAD)」という名前で説明した。金次長は、「Rは資源(Resource)で、中央アジア諸国と『戦略的エネルギー資源パートナーシップ』を構築し、資源開発、核心鉱物サプライチェーン分野で具体的な協力を拡大する」と述べた。また、「Oは公的開発援助(ODA)、Aは同伴者協力(Accompany)、Dは有機的な協力ネットワーク(Drive)を意味する」と付け加えた。


張寬錫 jks@donga.com