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「強制労働を反映しなければ反対」 佐渡島の金山のユネスコ世界文化遺産登録問題に外交部が立場表明

「強制労働を反映しなければ反対」 佐渡島の金山のユネスコ世界文化遺産登録問題に外交部が立場表明

Posted June. 08, 2024 09:04,   

Updated June. 08, 2024 09:04

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韓国政府は7日、日本政府が植民地時代の朝鮮人強制労働の現場である「佐渡島の金山」のユネスコ世界文化遺産登録を進めることについて、今後の日本の出方を見て賛成するかどうかを決めるという立場を明らかにした。日本政府は「韓国政府と誠実かつ不断に丁寧な議論を行っていく」と述べた。世界遺産登録を目指す「佐渡島の金山」について、ユネスコの専門家諮問機関である国際記念物遺跡会議(ICOMOS・イコモス)が「保留」を勧告した中、今後、韓国と日本の間で水面下での外交戦が予想される。

外交部関係者は7日、記者団に対し「韓国の立場が十分に反映されたと判断すれば、政府はコンセンサス(全員同意)形成を阻止しないことを検討している」と述べた。日本が登録過程で強制動員を含む佐渡島の金山の歴史全体を反映する措置を誠実に講じれば、韓国が登録に強く反対することはないという意味と解釈される。この関係者は「しかし、韓国の立場が反映されない場合は反対せざるを得ない」と付け加えた。

日本の新潟県にある佐渡島の金山は、17世紀の江戸幕府時代に高純度の金∙銀を産出した日本最大の鉱山である。太平洋戦争中には、戦争物資の確保に利用された。日本は「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録を申請した際、対象を「江戸時代」に限定した。強制動員という歴史を隠そうとする「小細工」という批判が起きた。イコモスは最近、全体の歴史を現地で包括的に扱う展示戦略を策定し、施設を整えるよう勧告し、「保留(refer)」決定を下した。


コ・ドイェ記者 東京=イ・サンフン特派員 yea@donga.com