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コスピ、2年5ヵ月ぶりに2800台突破

コスピ、2年5ヵ月ぶりに2800台突破

Posted June. 21, 2024 08:38,   

Updated June. 21, 2024 08:38

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米証券市場の追い風と半導体輸出の好調に支えられ、総合株価指数(コスピ)が2年5ヵ月ぶりに2800台を超えた。証券街では、今年下半期(7~12月)に米国が基準金利を下げればコスピは3100台を突破できるというバラ色の展望と共に、行き過ぎた楽観論は警戒しなければならないという懸念の声も出ている。

20日、韓国取引所によると、コスピは前日より10.30ポイント(0.37%)高の2807.63で取引を終えた。終値基準で2800ポイント台を超えたのは、2022年1月21日(2834.29)以来初めてのことだ。同日、外国人と機関がそれぞれ4783億ウォンと1669億ウォンを買い越し、指数を引き上げた。一方、コスダック指数は3.66ポイント(0.43%)安の857.51で取引を終えた。

最近、NVIDIAを中心とした人工知能(AI)半導体のブームに輸出好調に対する期待まで加わり、大型半導体株が強気を示している。三星(サムスン)電子は前日より0.49%高の1株=8万1600ウォンで、SKハイニックスは1.71%上昇した1株=23万7500ウォンで取引を終えた。

米連邦準備制度理事会(FRB)の9月の金利引き下げに対する市場の期待が高まり、コスピは下半期に上昇エンジンを続けるだろうという観測が出ている。ハナ証券は、連邦準備制度がピボット(通貨政策の転換)に乗り出せば、コスピは3100まで上昇する可能性があると見通した。三星証券のヤン・イルウ研究員も、最近報告書を通じて、「今年は、数年間あった利益下方修正の圧力が大きくないだろう」とし、下半期のコスピの乱高下の範囲を2650~3150と予想した。

一方、過度な楽観論は警戒しなければならないという意見もある。DB金融投資のカン・ヒョンギ研究員は、「常識の観点から、現在の株式市場は適正なのかについて、簡単に『イエス』とは答えられないだろう」と、「下半期の一定時点からリスク管理が必要だ」と明らかにした。


ソ・ソルヒ記者 facthee@donga.com