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来年から慶熙宮を夜間開放、前触れのモデル事業で2日間開放が好評

来年から慶熙宮を夜間開放、前触れのモデル事業で2日間開放が好評

Posted June. 24, 2024 08:39,   

Updated June. 24, 2024 08:39

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「慶熙宮(キョンヒグン)を夜に見るのは、漢陽(ハンヤン)が開かれてから初めてのことです」

21日午後、ソウル鍾路区(チョンノグ)の慶熙宮前には20人余りの市民が集まっていた。慶熙宮が一般に公開された2002年以来初めて夜間にオープンする「慶熙宮夜行」に来た市民の前で、歴史解説者のパク・グァンイルさんがこのように話した。朝鮮(チョソン)時代の内侍府の服装をしたパク氏は、同日、市民たちと一緒に約2時間、慶熙宮のあちこちを歩き回りながら、宮にまつわる話を語った。

ソウル内の5大宮殿(景福宮・昌徳宮・徳寿宮・昌慶宮・慶熙宮)の中で唯一夜間に閉鎖していた慶熙宮は、来年からは本格的に一般市民にも夜間にオープンする予定だ。これまで他の宮殿と違って、慶熙宮には照明が備わっておらず、夜間開場ができずにいたが、慶熙宮の管理を担当するソウル歴史博物館が、最近関連予算を確保したのだ。

21日から2日間行われた「慶熙宮夜行」は、来年から本格的に行われる夜間開場に先立って、試験事業として行われた。夜行に参加する市民100人を募集するという公告が掲載されるやいなや、当日にあっという間に締め切られるほど反応が高かった。

実際、21日の行事に参加した市民たちは、初めて見る慶熙宮の夜景に感嘆した。特に、日が暮れる前に始まってだんだん暗くなり、ますますほのかな雰囲気を増す慶熙宮の姿には歓声が沸き起こった。会社員のチョン・ウォンシクさん(33)は、「普段、景福宮や他の宮殿は夜行があったが、慶熙宮のみやっておらず残念だった」とし、「ニュースを聞いて、オープンと同時に申請したが、このように歴史の話まで聞きながら夜間の慶熙宮を見物することができるので意味深い」と話した。

ソウル歴史博物館は、毎年春に開かれる「宮中文化祝典」に合わせて、来年から慶熙宮の夜間開場を行う予定だ。博物館の関係者は、「慶熙宮は夜間に開かれないため、祝典の最後は宗廟(チョンミョ)になることが多かった」とし、「今は、慶熙宮の夜行も代表的プログラムとして位置づけられるよう計画している」と話した。モデル事業と違って、回数と参加人数を増やす案も検討している。


イ・チェワン記者 chaewani@donga.com