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教皇、問題の暴露本書いた元秘書をバルト3国大使に任命

教皇、問題の暴露本書いた元秘書をバルト3国大使に任命

Posted June. 26, 2024 08:32,   

Updated June. 26, 2024 08:32

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フランシスコ教皇(写真)は、昨年、物議をかもして故国のドイツに帰した元教皇秘書官をバルト海沿岸3国の大使に任命した。不便な関係にあった同僚を許し、和解の手を差し伸べたことになる。地元メディアからは、教皇が「慈悲を施した」という評価が出ている。

24日(現地時間)、教皇庁官営メディアのバチカンニュースによると、教皇庁は同日、ゲオルグ・ゲンスヴァイン大司教(68)をリトアニアやエストニア、ラトビアの教皇大使に任命した。ゲンスヴァイン大司教は、故ベネディクト16世教皇の長年の秘書だった。ベネディクト16世教皇が2013年2月に教皇職を辞任後も、ゲンスヴァイン大司教は職責を務め、約7年間、前現職教皇に仕えた。

2022年末、ベネディクト16世教皇の死去後、ゲンスヴァイン大司教は共著書「真実以外何もない:教皇ベネディクト16世の隣にいる私の人生」を出版し注目を集めた。著書の中で教皇庁の陰謀を暴露し、前・現教皇は幸せな関係だったという通念を破ったためだ。ゲンスヴァイン大司教は本の出版後、2020年に教皇庁長官職は中断したが、公式的には昨年までその職責を維持した。

フランシスコ教皇は昨年、教皇庁の業務からゲンスヴァイン大司教を解任し、彼が属している教区であるドイツ南西部のフライブルクに戻るよう命じた。フライブルク大司教区は昨年夏、ゲンスヴァイン大司教は正規業務を引き受けず、大聖堂で礼拝を導き、堅信など個人任務を引き受けると説明した経緯がある。


趙은아 achim@donga.com