トランプ氏、テレビ討論会の司会を務めるＣＮＮキャスターたちと悪縁

「長い米国の悪夢が終わった」

２０２０年の米大統領選挙でトランプ前大統領が敗北すると、米ＣＮＮのキャスター、ジェイク・タッパー氏が言った言葉だ。２７日（現地時間）、今年の大統領選挙の初のテレビ討論会が近づき、トランプ氏と司会を務めるタッパー氏とダナ・バッシュ氏の悪縁が再び注目されている。

昨年１２月、トランプ氏が不法移民が「米国の血を汚している」と言うと、タッパー氏は「ヒトラーは『ユダヤ人が他人の血を汚している』と書いた」と反撃した。トランプ氏は何度もタッパー氏を「フェイク（嘘つき）タッパー」と非難してきた。

バッシュ氏も、不快な関係だ。２０１６年の大統領選挙前夜、バッシュ氏はワシントンのホテルに滞在していたトランプ氏に、「最後の日をどこで過ごしているのか」と尋ねると、トランプ氏は「非常に失礼な質問だ」と神経質に反応した。バッシュ氏は、「トランプ氏は男女記者を差別する」と発言したこともある。

トランプ氏が自身を「犠牲者」に見せるために２人のアンカーを受け入れたという見方もある。トランプ氏の選挙陣営は、「国民に勝利のメッセージを伝えるため、３対１の戦いに喜んで参加した」と明らかにした。ＣＮＮは「５０年以上のベテランで、事実に基づいた討論を進めるだろう」と強調した。トランプ氏は、２０１６、２０年の大統領選挙の時、討論司会者だったＦＯＸニュースのアンカー、クリス・ウォレス氏とも仲が悪かった。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com