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国会で哀れな「学歴バトル」1431日間続けるのか?

国会で哀れな「学歴バトル」1431日間続けるのか?

Posted June. 29, 2024 08:30,   

Updated June. 29, 2024 08:30

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18日午前10時51分、国会科学技術情報放送通信委員会(科放委)の全体会議場。与党の常任委員会ボイコットの中、野党単独で開かれた会議で、最大野党「共に民主党」所属の崔敏姫(チェ・ミンヒ)科放委委員長は、第21代国会で尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が再議要求権を行使した放送3法(放送法、放送文化振興会法、韓国教育放送公社法の改正案)と放送通信委員会法の改正案など16の法案を一括上程した。いわゆる放送4法だ。続く首席専門委員の5分30秒間の検討報告、それに続くわずか7分間の代替討論の後、午前11時8分、放送4法はすべて科放委の敷居を越えた。法案小委の審査、逐条審査(議案を一条ずつ読み上げながら議決する手続き)、賛否討論など他の手続きは省略された。

このような常任委の運営を予想していなかったわけではない。第21代国会ですでに学習したからだ。4年前、「共に民主党」が18の常任委員長の座を独占した時も、「賃貸借3法」と「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)後続法案」を処理して稼働した方法だ。その時と違う点があるとすれば、与党「国民の力」議員(当時は未来統合党)の怒号がなかったことだけだ。

その後、常任委の運営方式はより荒っぽくなった。侮辱と嘲弄、嫌みが加わった。やはり野党単独で開かれた21日の国会法制司法委員会の「チェ上兵特検法」立法公聴会。史上初の「10分退場罰聴聞会」が行われた。鄭清来(チョン・チョンレ)法司委員長は、李鍾燮(イ・ジョンソプ)前国防部長官、イ・シウォン前大統領公職紀綱秘書官、イム・ソングン前海兵隊第1師団長に相次いで「10分間退場」「反省して来い」という命令を下した。委員長の発言に口を挟んだという理由、「はい、いいえ」で答えないという理由、「言い訳して」謝罪したという理由だった。退場する李前長官に向かって、朴智元(パク・チウォン)議員は「片足を上げ、両手を上げて立て」とも言った。

衝撃と恐怖の法司委会議を機に、与党は最終的に、常任委への復帰を宣言した。常任委の爬行運営に少しでもブレーキがかかるのではという期待もはずれた。与党議員が初めて会議に出席した25日午前、法司委の会議場。与党幹事に内定した「国民の力」の劉相凡(ユ・サンボム)議員が鄭氏に、「与党幹事から選任して議事日程を決めよう」と言った。鄭氏は、「議事進行を妨害するな」と言い、2人は揉め続けた。結局、会議は6分で停会。劉氏が、会議の進行方式に問題を提起すると、鄭氏は「国会法の勉強をしてこい」と言った。すると、劉氏は、「勉強は私がもっとよくやったはずだ」と反論した。これを聞いていた「共に民主党」の張耿態(チャン・ギョンテ)議員は、「高校時代に勉強が得意だったことを還暦を超えて自慢している」と付け加えた。政界では3人の学歴をめぐる「学歴バトル」が話題となり、笑いのネタになった。

だからといって、与党がよかったわけではない。復帰後に開かれた7回の常任委会議で、「国民の力」議員は3回退場し、1回不参加だった。巨大野党の暴走の中、常任委の配分で与党内の議員らが圧力争いを繰り広げたという声も聞こえてくる。

一つ一つの珠玉のような光景は、第22代国会開会後、わずか29日で起こった。支持層だけを見ている昨今の政界は、自分たちの姿が生中継されようがされまいが気にしないようだ。国民は第22代国会の残りの1431日間、このような光景を何度も見ることになった。