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放送通信委員会、公共放送3局の理事会選任計画を議決

放送通信委員会、公共放送3局の理事会選任計画を議決

Posted June. 29, 2024 08:30,   

Updated June. 29, 2024 08:31

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放送通信委員会(放通委)は28日、MBCの大株主である放送文化振興会(放文振)やKBS、EBSの理事選任計画を議決した。前日、最大野党「共に民主党」が党論として発議した金洪一(キム・ホンイル)放送通信委員長の弾劾訴追案を巡り、与党が「MBCや放送文化振興会の理事交替の遅れが目的だ」と反発する中、放送通信委員会が理事選任手続きの強行で対抗したのだ。来週の弾劾案の本会議での処理に先立って、金委員長の自主的辞任のカードが与党で検討され、公共放送の支配構造をめぐって、与野党が正面から衝突する様子を呈している。

放通委は同日、金委員長と李相仁(イ・サンイン)副委員長が参加した中、全体会議を開き、公共放送3社の理事の選任計画を議決した。MBCは、李副委員長に対して忌避申請をしたが、放送通信委員会は申請自体が不適切だと判断し却下した。金委員長は会議で、「現行法により、公共放送の理事推薦および選任手続きを行うのは、法執行機関である放送通信委員会の当然の責務だ」と強調した。MBCの大株主である放文振は8月12日、KBSは8月31日、EBSは9月14日にそれぞれ理事の任期が終わるだけに、理事の選任手続きを予定通り続ける考えを示したのだ。

民主党所属の科学技術情報放送通信委員らは同日、政府果川(クァチョン)庁舍の放送通信委員会を抗議訪問し、金委員長と李副委員長を職権乱用と職務遺棄の容疑で高位公職者犯罪捜査処(公捜処)に告発した。民主党は前日、野党議員187人の名義で発議した金委員長に対する国会弾劾訴追案を来月2日に国会本会議で報告後、3、4日頃に採決処理する方針だ。

弾劾案の可決で金委員長の職務停止の事態を避けるため、与党では金委員長の自主的辞任も検討されているという。与党の関係者は、「金委員長の辞任は検討される可能性もある。巨大野党が放通委を無力化している」と批判した。


申나리 journari@donga.com