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首都圏は今日から梅雨、最大120ミリの水爆弾に強風まで

首都圏は今日から梅雨、最大120ミリの水爆弾に強風まで

Posted June. 29, 2024 08:32,   

Updated June. 29, 2024 08:32

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今週末、ソウルなどの首都圏が本格的に梅雨入りし、最大120ミリ以上の「水爆弾」が降ると予想される。突風と強風まで予告され、「台風級の梅雨」という言葉まで出ている。

28日、気象庁によると、29日未明から梅雨前線の影響で済州(チェジュ)地域から雨が降り始め、午前は全羅南道(チョルラナムド)や慶尚南道(キョンサンナムド)、午後は忠清北道(チュンチョンプクト)や慶尚北道(キョンサンブクド)、夜はソウルなど首都圏と江原道(カンウォンド)に雨が降ると予想される。

気象庁は、「北太平洋の高気圧が日本九州地域まで拡張され、梅雨前線が北上する中、西側から発達した低気圧が急速に接近し、ソウルや京畿(キョンギ)、江原、忠清など中部地域に集中豪雨が予想される」と明らかにした。梅雨に加え、低気圧から吹く強い南風に乗って南側から暖かい水蒸気が大量に流入し、降水量はさらに多くなり、風まで強く吹くという意味だ。

気象庁によると、29日と30日にソウルや京畿道、江原(カンウォン)、忠清地域では30~100ミリの雨が予想される。一部の地域の降水量は、最大120ミリ以上と予想される。全国平均の年間降水量の1150ミリの10%以上が、1日で降ることになる。釜山(プサン)など慶尚地域でも多いところは100ミリ以上、済州山間地域は150ミリ以上降るところもある。

1時間当り30~50ミリの集中豪雨が予想される時間帯は、ソウルなど首都圏と江原慶北地域は30日未明から午前まで、忠清北道地域は29日夜から30日未明まで、全羅南道と慶南、済州地域は29日午後から30日未明までだ。

今回の雨は、突風や雷、強風も伴うと予想され、気象庁は、「安全事故に注意してほしい」と呼びかけた。気象庁の関係者は、「29日夜に西海(ソヘ)海上を皮切りに、全国的に強風や高波の特報も発効するだろう」と話した。

雨は30日午後、全国のほとんどの地域で止むだろうが、その後も梅雨前線の影響で、来週中はずっと強弱を繰り返しながら雨が降るとみられる。特に、南北に幅の狭い線状降水帯の形をした梅雨前線が1ヵ所にとどまれば、局地性集中豪雨の可能性もある。2022年8月にソウルに降った「極限な豪雨」も、南北に幅の狭い線状降水帯で発生した。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com