初出場のサッカー欧州選手権(UEFAユーロ2024)で16強入りを果たす波乱を巻き起こしたジョージアが、大きなボーナスを手にすることになった。
28日、英BBCによると、ジョージアのビジナ・イワニシビリ元首相(68、左)は前日に行われたユーロ2024の1次リーグF組最終第3戦でポルトガルに勝利を収めて組3位で決勝トーナメント進出を決めたジョージア代表チームに褒賞金840万ポンド(約146億ウォン)を与えることにした。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング74位のジョージアは、68ランク上のポルトガル(6位)を2-0で破り、歴代ユーロで最多順位差での下位チームが上位チームを破るアップセット記録を塗り替えた。イワニシビリ氏はこの試合について「歴史的なことで、夢に見た勝利」と話した。
イワニシビリ氏は、ジョージアが今大会の8強に入れば、選手とコーチ陣に840万ポンドを追加で与えると明らかにした。2012年10月から2013年11月までジョージア首相を務めたイワニシビリ氏は、1990年代にロシアで銀行業やコンピューター販売業などで大金を稼いだ。米経済専門誌フォーブスによると、イワニシビリ氏の資産は38億7000万ポンド(約6兆7400億ウォン)にのぼるという。ジョージアは7月1日、「無敵艦隊」スペイン(8位)と8強入りを争う。スポーツデータ専門会社のオプタは、ジョージアがスペインに勝つ確率を9.5%と予測した。
ポルトガル戦で今大会3点目のゴールを記録し、得点単独首位に立ったジョージアのFWジョルジュ・ミカウターゼ(24、右)は欧州ビッグリーグのクラブから関心を集めている。英メディア「フットボールインサイダー」によると、ニューカッスル(イングランド)、ドルトムント(ドイツ)、ナポリ(イタリア)などがミカウターゼの獲得に関心を示している。ミカウタジェはフランス・リーグ1のFCメスで2023~2024シーズンに13ゴールを決めて得点7位になったが、チームは16位に終わった後、昇降プレーオフで敗れ2部リーグに降格された。
鄭允喆 trigger@donga.com