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米大統領選、同盟国からも民主党に「候補差し替え」求める声

米大統領選、同盟国からも民主党に「候補差し替え」求める声

Posted July. 01, 2024 08:20,   

Updated July. 01, 2024 08:20

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「ギャビン・ニューサム米カリフォルニア州知事が、バイデン大統領の代わりに11月の大統領選に民主党候補として出馬すべきだ」

政権を通じて「同盟重視」を強調したバイデン氏が、第1回大統領選テレビ討論会で「米国第一主義」を主張してきたトランプ前大統領に圧倒されたことで、米国の同盟国の不安も深まっている。CNNは先月29日(現地時間)、欧州のある外交官がニューサム知事(56)を代替候補として取り上げ、民主党の候補の差し替えを強く注文したと報じた。そして、「欧州、アジア、中東など各国の外交官がテレビ討論会の結果に衝撃を受けた。トランプ氏の再選の可能性に恐怖を感じた」と説明した。

別の欧州の外交官は、「私は英語がかなり得意だが、バイデン氏が何を言っているのか理解できなかった」と吐露した。アラブの外交官は、「トランプ氏がバイデン氏を圧倒した」とし、アジアの外交官も、「自分の目を疑った」と述べ、バイデン氏の完敗にショックを隠せなかった。

ウクライナも心中穏やかでない。トランプ氏はウクライナへの支援を減らし、代わりに不法移民の遮断を主張している。ウクライナのゴンチャレンコ議員は、「トランプ氏が再び大統領になることについて非常に懸念している」と明らかにした。

トランプ氏から強い防衛費増額要求を受けている北大西洋条約機構(NATO)関係者も、トランプ氏の予測不可能性を懸念した。英国のエコノミスト、フランスのルモンドなど欧州の主要メディアも、バイデン氏の選挙辞退を直接的または間接的に注文した。

伝統的に民主党を支持してきたシリコンバレーの企業家たちも困惑した様子だ。米紙ニューヨーク・タイムズによると、有名スタートアップ投資家のロン・コンウェイ氏、アップル創業者スティーブ・ジョブズ氏の妻のローレン氏らも、バイデン氏の妻のジル氏に会い、出馬辞退を説得する方法を模索している。

ただし、バイデン氏は同月29日、ニューヨーク州イーストハンプトンで開かれた募金イベントに登場し、辞退論を一蹴した。バイデン氏は、「懸念を理解するが、懸命に戦う」と強調した。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com