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「ボルト後継者」ライルズ、パリ五輪4冠に向け始動

「ボルト後継者」ライルズ、パリ五輪4冠に向け始動

Posted July. 01, 2024 08:22,   

Updated July. 01, 2024 08:22

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ノア・ライルズ(26、米国)が陸上男子200メートルで今季世界記録を打ち立ててパリ五輪出場権を獲得した。ライルズは26日に開幕するパリ五輪で4冠に挑戦する見通しだ。

米国陸上代表選考会は30日、米オレゴン州ユージンにあるヘイワード・フィールドで200メートル男子決勝が行われ、ライルズが19秒53で優勝した。前日の準決勝で、ケネス・ベドナレク(26)が打ち立てた今季最速記録(19秒60)を0.07秒短縮した。ベドナレクが19秒59で2位、エリヨン・ナイトン(20)が19秒77で3位に入りパリ五輪切符を獲得した。

男子100メートルでも9秒83で優勝したライルズは、パリ五輪で多数の金メダルに挑戦する。 AP通信は「ライルズがパリ五輪で100メートルと200メートル、400メートルリレーはもちろん、1600メートルリレーまで4冠に挑戦することも可能だ」と伝えた。

ライルズは2019年ドーハと2022年ユージン、2023年ブダペスト世界選手権の200メートルで3連覇を果たしたが、まだ五輪での金メダルはない。 2021年に開かれた東京五輪200メートルでの3位が最高成績だ。ライルズは「東京五輪200メートルで自分が優勝していたら停滞していたかもしれない。東京五輪での悔しい結果が自分を刺激した」と話した。

ライルズは昨年のブダペスト世界選手権で男子100メートル、200メートル、400メートルリレーを席巻し、「ボルトの後継者」に浮上した。世界選手権3冠は2015年北京大会のウサイン・ボルト(38、ジャマイカ)以来8年ぶりだった。男子100メートル(9秒58)と200メートル(19秒19)世界記録保持者のボルトは、五輪100メートルと200メートルの2冠を3大会連続で達成(2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ)した男子短距離の伝説だ。ボルトは2017年に引退した。


梁鍾久 yjongk@donga.com