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ロッテの「輝かしい6月」、最下位から月間勝率1位に

ロッテの「輝かしい6月」、最下位から月間勝率1位に

Posted July. 02, 2024 09:06,   

Updated July. 02, 2024 09:06

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ロッテの今季は5月16日以前と以後に分かれる。主力1番打者を尹東熙(ユン・ドンヒ、21)からファン・ソンビン(27)に変えた日だ。

ロッテは5月15日まで13勝26敗1分け(勝率0.333)を記録し、プロ野球10チームのうち最下位でシーズンを始めた。何とか出塁して得点チャンスを作らなければならないトップ打者ユン・ドンヒの出塁率は当時まで0.335に過ぎなかった。10チームの主力1番打者のうち、下から2番目に当たる成績だった。

ロッテは5月16日以後、38試合では22勝14敗2分け(勝率0.611)を記録している。同期間、勝率が最も高いチームがロッテだ。ファン・ソンビンは同期間、出塁率0.404で盗塁19個を成功させ、丹念に得点機を作っている。ファン・ソンビンは「ファンの皆さんが『ファン・ソンビンがうちのチームの選手いてくれて良かった』と言ってくれて元気をもらっている」と話した。

トップバッターが復活すると、チーム打線全体に火が付き始めた。5月16日以降、ロッテは3割に迫るチーム打率(.299)を記録している。特に得点圏ではこの記録が0.342まで上がる。リーグ1位の成績だ。5月15日までロッテの得点圏打率は.240で、10チームのうち最下位だった。外国人打者ビクター・レイエス(30)は5月16日以降本塁打は2本しかないが、得点圏打率は.451(51打数32安打)を記録し39打点をあげた。

打順変更はユン・ドンヒにも好影響を与えた。ユン・ドンヒは5月16日以後、OPS(出塁率+長打率)0.924を記録している。KIAナ・ソンボム(35)の昨年までの通算OPSが0.923だ。ユン・ドンヒは5月15日まではリーグ平均(0.763)にも及ばない0.725に止まっていた。

打者が点数を取れば、リリーフ陣が確実につないで締めるところも変わった点だ。ロッテは5月15日以前までは先制した時も、チーム勝率は8勝10敗1分け(勝率0.444)に止まった。先制点を上げても敗れる試合の方が多かったのだ。5月16日以降は11勝3敗(勝率0.786)に上がった。キム・ウォンジュンは同期間、防御率2.00で9セーブをあげた。

先発陣ではアーロン・ウィルカーソン(35)が2勝4敗、防御率4.53だった成績を6勝1敗、防御率2.37に引き上げた。5月16日以降、ウィルカーソンより防御率が低い先発投手はいない。2022年以後、外国人エースの役割をしていたチャーリー・バーンズ(29)が負傷で離脱した中でも「先発必勝カード」ができたのだ。

今年就任した金泰亨(キム・テヒョン)ロッテ監督は、「新しい監督が赴任したのでシーズン序盤は選手たちが適応できないところもあった。私のスタイルに適応できず、萎縮する選手もいたが、今は適応したようだ」とし、「チームに経験豊富な選手が不足しているので、選手たちの疲労度を考えざるを得ない。今、負傷で離脱しているソン・ホヨン(30)、コ・スンミン(24)、バーンズなど主力たちが復帰した後も、今のような良い雰囲気を維持できるようにしたい」と話した。


任寶美 bom@donga.com