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三星バイオが米製薬会社と1兆4600億ウォンの契約、史上最大規模

三星バイオが米製薬会社と1兆4600億ウォンの契約、史上最大規模

Posted July. 03, 2024 09:06,   

Updated July. 03, 2024 09:06

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三星(サムスン)バイオロジクスが、米国所在の製薬会社と10億6000万ドル(約1兆4600億ウォン)の委託生産(CMO)の契約を交わした。社内で単一件の基準では史上最大規模であり、昨年の全体受注金額(3兆5009億ウォン)の40%を超える超大型契約だ。

2日、三星バイオロジクスによると、今回の契約は昨年6月に交わされた投資意向書(LOI)の本契約で、約1年ぶりにLOI比9億4749万ドル(約1兆3100億ウォン)増額された規模で交わされた。契約期間は2030年12月31日までとなっている。

三星バイオロジクスは今回の契約で、今年の累積受注金額2兆5000億ウォンを突破した。三星バイオロジクスは今年3月、初契約を皮切りに計7件の契約を交わし、この内6件は既存契約で生産物量を増やした増額契約だ。

三星バイオロジクスは同日、時価総額基準でグローバル上位製薬会社20社のうち16社を顧客会社として確保している。特に、増加するバイオ医薬品の需要に対応するため、2025年4月の完成を目標に18万リットル規模の第5工場を建設している。第5工場が完成すれば、三星バイオロジクスは計78万4000リットルの生産能力を確保することになる。また、ポートフォリオの拡張のために、既存の化学療法より効能が向上した標的癌治療法である「抗体薬物複合体(ADC)」の専用生産施設の稼動準備を年末までに終える計画だ。

品質向上と生産工程の効率化にも集中している。三星バイオロジクスは、これまで計278件の品質関連機関の承認を得ている。昨年は99%のバッチ(Batch、医薬品を1回分生産する単位)成功率を記録した。100個のバッチのうち、不良が1個未満という意味だ。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com