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ソウル初のKポップ専門公演会場「ソウルアリーナ」着工

ソウル初のKポップ専門公演会場「ソウルアリーナ」着工

Posted July. 03, 2024 09:08,   

Updated July. 03, 2024 09:08

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ソウル初のKポップ中心複合文化公演場である「ソウルアリーナ」の事業に再び弾みがついた。ソウル市は2日午後、ソウル道峰区倉洞(トボング・チャンドン)のソウルアリーナの建設予定地で、「ソウルアリーナ複合文化施設民間投資事業」の着工式を行ったと、同日、明らかにした。

市は2022年4月、カカオとソウルアリーナの建設のための協約を交わした。さらに6月に、民間投資事業の施行のための特殊目的法人(SPC)としてソウルアリーナを設立し、準備過程を経て昨年11月30日に事業に着手した。しかしカカオが施工会社を選ぶ過程で議論が生じて歯止めがかかり、昨年12月中旬に予定されていた着工式も延期された経緯がある。ソウル市の関係者は、「昨年浮上した問題は全て解決され、現在は正常に事業を推進している」と説明した。

ソウルアリーナは、倉洞駅と蘆原(ノウォン)駅に隣接した約5万平方メートルの敷地に地下2階、地上6階の延べ面積11万9096平方メートル規模で建設される。最大2万8000人まで収容可能な韓国国内初の大衆音楽アリーナ公演場(1万8269席)と中型公演場(2010席)、映画館7つ、産業・業務施設など複合文化施設で構成される。事業費は3120億ウォンが投入され、2027年3月の完成が目標だ。市は敷地を提供し、ソウルアリーナが施設の造成や運営、メンテナンスを担当する。

ソウルアリーナは、最先端の建築音響と可変型舞台装置など大衆音楽公演に特化した専門基盤施設を備える予定だ。また、今後、倉洞一帯は、首都圏広域急行鉄道(GTX)C路線の新設と東部幹線道路の地下化などアクセス性が大きく向上し、国内外のKポップのファンの訪問が容易になるものと見られる。市は、年間250万人の観覧客がソウルアリーナを訪問し、新しい公演文化産業の雇用を創出できると見込んでいる。

ソウル市の呉世勲(オ・セフン)市長は、「ソウルアリーナは、韓流観光のメッカとして江北(カンブク)の全盛時代をリードし、魅力都市ソウルを代表する東北圏のランドマークになるだろう」とし、「ソウルアリーナで、世界中の韓流ファンと共にKポップ公演を観覧するその日まで、多くの関心と応援をお願いする」と話した。


ソン・ジンホ記者 jino@donga.com