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李眞淑氏「今の公共放送は凶器」、野党「放送掌握の宣戦布告」と反発

李眞淑氏「今の公共放送は凶器」、野党「放送掌握の宣戦布告」と反発

Posted July. 05, 2024 08:38,   

Updated July. 05, 2024 08:38

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が4日、新しい放送通信委員長候補に指名した李眞淑(イ・ジンスク)元大田(テジョン)MBC社長(写真)は、「放送は今、公器であり、私たちの人生を支配する『公器』ではなく、『凶器』とも呼ばれる」と述べた。野党の弾劾推進で金洪一(キム・ホンイル)氏が2日に放送通信委員長を辞任したことを受け、2日後に後任に指名された李氏が強硬な立場を盛り込んだ指名の感想を明らかにし、★最大野党「共に民主党」は、「MBCなど公共放送3局の理事の選任計画を強行するという宣戦布告だ」として弾劾推進を示唆し、公共放送理事の交替を巡る与野党の対立はさらに激化しそうだ。

大統領室の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)秘書室長は同日、龍山(ヨンサン)の大統領室で、李氏をはじめ閣僚級3人、次官級6人の人選を発表した。李氏は、「近いうちに、MBCやKBS、EBSなど公共放送局の理事の任期が終わる。当然新しい理事たちを選任しなければならない」とし、「任期の終わった公共放送の理事たちを、そのまま維持しなければならない理由はない」とクギを刺した。さらに「公共放送や公共言論の多数の構成員が、民主労総(全国民主労働組合総連盟)の組織員だ」とし、「言論が、政治権力や商業権力の圧力から抜け出さなければならないという主張が説得力を持つためには、自ら労働権力から独立しなければならない」と主張した。

民主党などの野党は同日、李氏の指名について「ついに放送掌握を継続するという国民向けの宣戦布告だ」とし、「李氏が任命されれば、弾劾の対象になりうる」と反発した。

金融委員長と環境部長官の候補には、それぞれ企画財政部の金秉煥(キム・ビョンファン)第1次官と金琓燮(キム・ワンソプ)元企画財政部第2次官が指名された。延元正(ヨン・ウォンジョン)大統領人事制度秘書官と金範錫(キム・ボムソク)大統領経済金融秘書官は、人事革新処長と企画財政部第1次官に任命された。


申나리 journari@donga.com