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「プランB」に浮上したハリス副大統領、「バイデン氏の代替」vs「拡張性の限界」

「プランB」に浮上したハリス副大統領、「バイデン氏の代替」vs「拡張性の限界」

Posted July. 05, 2024 08:41,   

Updated July. 05, 2024 08:41

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ハリス米副大統領(59・写真)が、バイデン大統領の大統領選辞退時の民主党の代替候補、つまり「プランB」として浮上した。公式的な大統領継承順位1位であり、バイデン氏が集めた選挙資金を制約なく使える唯一の候補であるため、他の代案がないという現実論が優勢だ。一部では、バイデン氏も自身の辞退に備えてハリス氏に力を与えているという観測が流れている。

米紙ワシントン・ポストは3日(現地時間)、下院民主党トップのハキーム・ジェフリーズ院内総務が、「大統領の辞退時、ハリス氏が最善の選択だろう」という議員たちの意見に反対していないと報じた。ロイター通信はまた、ホワイトハウス、バイデン氏の選挙陣営、民主党消息筋7人を引用し、ハリス氏が有力な差し替え候補に浮上したと伝えた。

ハリス氏は、バイデン氏のランニングメイトである「バイデン-ハリス」陣営が集めた2億4000万ドル(約3330億ウォン)の大統領選資金をそのまま引き継ぐことができる。一方、ギャビン・ニューサム・カリフォルニア州知事、ピート・ブティジェッジ運輸長官などを差し替え候補として選出すれば、党の規定により、全体の大統領選挙資金調達額のうち最大3200万ドル(約442億ウォン)までしか支援を受けられない。

バイデン氏とハリス氏は同日、非公開の昼食会、民主党所属知事の夕食会などを共に行った。カリーン・ジャンピエール大統領報道官も、「バイデン大統領がハリス氏を副大統領に選んだ理由は、ハリス氏が党の『未来』だからだ」と述べた。各種政治賭博サイトでは、ハリス氏が民主党大統領候補に選出される可能性をバイデン氏よりすでに高く見ている。

ただ、ハリス氏では限界が明らかだという分析も多い。ハリス氏は進歩的な傾向が顕著なカリフォルニア州出身で、インド系とジャマイカ系黒人の混血だ。また、副大統領在任中に明確な成果がないとの声も多い。また、中道の白人男性、高齢層の白人男性、農村の票などを取り込むのは難しいとみられている。

共和党側は、ハリス氏がバイデン政権で移民政策を担当したが、不法移民だけが急増したと批判する政治宣伝を始めた。この宣伝には、ハリス氏が「国境の危機はない」と言うと、「私たちが望む大統領の姿ではない」という批判字幕が登場する。


洪禎秀 hong@donga.com