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故・金壽煥枢機卿、教皇庁が列福推進を承認

故・金壽煥枢機卿、教皇庁が列福推進を承認

Posted July. 06, 2024 08:18,   

Updated July. 06, 2024 08:18

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故・金壽煥(キム・スファン)ステファノ枢機卿(1922~2009、写真)の列福推進を教皇庁が承認した。

カトリックソウル大司教区は5日、「先月18日、ローマ教皇庁の列聖省が鄭淳澤(チョン・スンテク)大司教宛に送った答申で、金枢機卿の列福推進を『障害なし(Nihil Obstat)』と知らせてきた」と明らかにした。「障害なし」は、教皇庁の列聖省で検討した結果、列福推進に何の異議もないという宣言だ。これにより、金枢機卿は公式の列福推進対象者である「神の下部」と称することができるようになった。

列福とは、カトリックで殉教者や聖徳の高い人を死後に福者の地位に公式に上げることで、聖人の前段階だ。福者になった金枢機卿は、再び聖人である列聖へと推進することができる。ソウル大司教区の列福列聖委員会は、金枢機卿の「列福案件歴史委員会」を立ち上げ、金枢機卿の生涯と英雄的徳行、聖徳の名声に関する研究を本格的に行う予定だ。

金枢機卿は1968年に着座後、1998年に退任するまでの30年間、ソウル大司教区長として司牧しながら、個人的徳行はもとより、韓国教会の成長や地位を高め、人権や民主主義の定着に向けた献身で、多くの人々から尊敬や愛を受けた。特に人間に対する根源的な憐憫を基に、韓国社会で最も疎外された人々をイエス・キリストのように接して、「貧しく疎外された人々の友」と呼ばれた。他界後は、角膜寄贈で、最後まで残さず与える愛を実践した。

ソウル大司教区は昨年3月、金枢機卿の列福を推進することにし、韓国カトリック主教会議は同年10月の定期総会で、満場一致でこれに同意した。韓国カトリック教会には、金大建(キム・デゴン)アンドレア神父(1821~1846)ら103人の成人と124人の福者がいる。


李鎭求 sys1201@donga.com