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半導体と家電の力、三星とLGが「驚くべき」好業績

半導体と家電の力、三星とLGが「驚くべき」好業績

Posted July. 06, 2024 08:18,   

Updated July. 06, 2024 08:18

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人工知能(AI)市場の拡大にともなう半導体の好調に支えられた三星(サムスン)電子が第2四半期(4~6月)に10兆ウォンを越える営業利益を出し、「驚くべき」好業績を記録した。株式市場が予測した8兆3000億ウォンを大きく上回る規模だ。家電とテレビ市場が回復に転じている状況を受け、LG電子も第2四半期の営業利益1兆ウォンを超え、第2四半期では史上最高を記録した。

三星電子は5日、連結基準で第2四半期の売上高が74兆ウォン、営業利益が10兆4000億ウォンだったと暫定公示した。この1年間で稼いだ年間営業利益(6兆5700億ウォン)を上回る好業績だ。前年同期比で売上は23.31%、営業利益は1452.24%伸びた。

電機業界は、半導体市況が次第に回復している中、最近AI需要が急騰し、本格的なメモリー半導体市場の反騰局面に突入したとみている。当初、投資業界は第2四半期に三星電子半導体(DS)部門が4兆~5兆ウォンの営業利益を出しただろうと試算したが、好業績を受けDS部門だけで6兆ウォン以上の営業利益を出したとだろう試算した。第3四半期にも三星電子は10兆ウォン台の営業利益を上げ、業績の伸長基調は続きそうだ。

LG電子も同日、第2四半期の連結基準で売上高21兆7009億ウォン、営業利益1兆1961億ウォンを記録したと発表した。第2四半期基準では最大規模の業績で、営業利益は前年同期比61.2%増を、売上高も前年同期比8.5%増を記録した。回復中の家電市場と共に、欧州を中心に増えているプレミアム有機EL(OLED)テレビの販売が成長を牽引した。

半導体の追い風と電機業界の好業績は経常収支にも反映された。同日発表された5月の経常収支黒字は89億2000万ドル(約12兆3000億ウォン)で、2年8ヵ月ぶりの高水準だった。特に、半導体輸出が前年同期より53%も急騰し、輸出全体の成長を牽引した。

コスピも同日、1.32%上昇し、2日連続で今年の高値を更新した。この日の取引終了基準で三星電子の株価は前日比2.96%上がった8万7100ウォンだった。52週ぶりの新高値で、2021年1月25日(8万9400ウォン)以後、3年5ヵ月ぶりの高値だ。LG電子も2.69%高の11万800ウォンで取引を終えた。


郭道英 now@donga.com