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都市ガス料金6.8%値上げ、4人世帯は月3770ウォン増

都市ガス料金6.8%値上げ、4人世帯は月3770ウォン増

Posted July. 06, 2024 08:18,   

Updated July. 06, 2024 08:18

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来月から、住宅用都市ガスの小売料金が6.8%値上げとなる。ソウル市の4人世帯基準の月間ガス料金は、約3770ウォン増加するものと予想される。

5日、韓国ガス公社は、来月1日から住宅用都市ガスの卸売り料金を1MJ(メガジュール)当たり19.4395ウォンから20.8495ウォンへと1.41ウォン(7.3%)引き上げると発表した。これを受け、ソウル市の小売料金(卸売料金+小売供給価格)は、20.8854ウォンから22.2954ウォンへと6.8%値上げとなる。飲食店や宿泊業、銭湯などに適用される一般用卸売り料金(夏季基準で1MJ当たり17.7892ウォン)も、1MJ当たり1.3ウォン値上がりする。

民需用(住宅用・一般用)の卸売り料金は、昨年5月に1MJ当たり1.04ウォン(小売料金基準5.3%)値上がりして以来、現在まで据え置かれている。ウクライナ戦争で国際エネルギー価格が上昇したが、政府は公共料金の値上げが物価に及ぼす影響を考慮して、ガス料金の値上げを見合わせ、原価の80~90%の水準で供給してきた。

そのため、ガス公社の民需用都市ガスの未収金は13兆5000億ウォン(今年3月末基準)に膨らんでいる。2021年末に1兆8000億ウォンだった規模が、わずか2年余りで7倍以上に高騰した。未収金とは、天然ガスの輸入代金のうち、販売料金で回収されていない金額で、事実上の損失となる。昨年の純損失7474億ウォン(連結基準)まで加えれば、ガス公社の財務状況は非常に深刻な水準となっている。

ガス公社の関係者は、「現在、負債比率が600%を超えており、未収金から発生する利息費用が年間5000億ウォン以上となっている。今回の料金値上げは、安定的な天然ガスの導入のために避けられない決定だ」と明らかにした。韓国ガス公社の崔然惠(チェ・ヨンヘ)社長も、今年5月末の記者懇談会で、「安定的なガス供給のためには、早急な料金の値上げが必要だ」と強調した経緯がある。


チョン・スング記者 soon9@donga.com