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警察「防犯カメラ映像に市庁駅を逆走した加害者夫婦が争う場面はない」

警察「防犯カメラ映像に市庁駅を逆走した加害者夫婦が争う場面はない」

Posted July. 06, 2024 08:20,   

Updated July. 06, 2024 08:20

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ソウル市庁駅の逆走行惨事を捜査している警察は5日、現場の防犯カメラの映像を分析した結果、事故前に加害運転者夫婦が争う姿は映っていなかったと明らかにした。事故の原因が夫婦喧嘩のためだという噂が広がると、急いで調査結果を明らかにしたものと見られる。

同日、ソウル警察庁の発表によると、1日の逆走行惨事の直前に、ウェスティン朝鮮(チョソン)ホテルのエレベーターと駐車場内部の防犯カメラの映像には、加害運転者のチャ某氏(68)と同乗者(妻)のキム某氏(65)夫婦が争う姿は映っていなかった。夫婦が一緒に歩いていく姿だけが盛り込まれており、普通に歩く姿だった。音声録音はなかった。最近、「夫婦喧嘩が起きて、夫が腹立ちまぎれにフルアクセルを踏んで事故が起きた」といううわさが出回ると、警察が証拠を提示して違うと明らかにしたのだ。

加害運転者のチャ氏が事故当時運転していたジェネシスG80車両は、2018年5月に出庫後、2018年9月から2021年12月まで少なくとも6回以上事故で保険処理をしていたことが確認された。保険開発院の「カーヒストリー」の記録によると、これらの事故で、相手車の被害が13回発生し、チャ氏側が負担した相手車の修理(見積もり)費用は668万~1847万ウォンだった。事故当時、チャ氏が車を運転したのか、妻が運転したのかは確認されていない。G80のオーナーは妻だが、チャ氏も一緒に使ってきたという。職業がバス運転手であるチャ氏本人と、彼が勤めていたバス会社は惨事後、今までチャ氏を「無事故経歴者」と明らかにしてきた。

一方、警察は3日午後6時頃、ソウル市庁駅裏の惨事現場の追悼空間に、被害者をあざ笑う内容のメモを残した20代の男を5日、死者名誉毀損の容疑で立件した。この男は、自分が書いたメモをめぐって、議論が大きくなり、報道が続くと、4日、警察に自首するという意思を明らかにし、自ら出頭した。警察は、「市庁駅事件と関連して、嘲弄や侮辱、名誉毀損性の掲示文が無分別に流布され、遺族に対する深刻な2次被害が懸念される」とし、「違法な掲示文を繰り返して流布したり、掲示すればモニタリングを通じて捜査する」と明らかにした。


チュ・ヒョンウ記者 woojoo@donga.com