三星(サムスン)電子の初の指輪型ウェアラブル機器「ギャラクシーリング」(写真)の韓国国内での出庫価格が、49万ウォンの水準に策定されるという。10日、公開を控えたギャラクシーリングとギャラクシーフォルダブルスマートフォンの新製品は、いずれも国内出庫価格が世界で最も安い水準になると伝えられた。
7日、情報通信技術(ICT)業界によると、三星電子はフランス・パリで10日(現地時間)、「ギャラクシーアンパック」行事を開き、ギャラクシーリングと「ギャラクシーZフリップ6」「ギャラクシーZフォールド6」を公開する予定である中、新製品の国内出庫価格を世界で最も安く策定する基調を維持するものと見られる。
指輪型フォームファクターのスマートウェアラブル機器のギャラクシーリングは、睡眠の質の測定や管理、血糖、心拍数などのヘルスケア機能に焦点を合わせている。従来のギャラクシーウォッチでも測定が可能だが、時計を外して寝るユーザーが多く、睡眠ヘルスケアがなおさら容易になるものと見られる。ギャラクシーリングは今年2月、スペインのバルセロナで開かれた「モバイルワールドコングレス(MWC)2024」で実物が初めて公開された。
ギャラクシーZフリップ6とフォールド6の国内出庫価格は、256GB(ギガバイト)基準で各々148万5000ウォンと222万9700ウォンの水準になると知られている。直前モデルのフリップ5とフォールド5モデル(256GB)より、約8万~13万ウォンが値上がりした。米国での発売価格も、前作に比べて100ドル(約14万ウォン)ほど値上がりすると、ICT業界では見込んでいる。
業界の関係者は、「三星電子は韓国企業であることを反映して、国内出庫価格を低く発売する基調を続けるものと見られる」とし、「最近、政府から通信費引き下げの圧迫を受けている通信3社が、メーカーも参加しなければならないという声を出していることも影響を及ぼした可能性がある」と分析した。
チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com