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40歳6ヵ月の崔炯宇、最高齢「ミスターオールスター」で生涯初MVP

40歳6ヵ月の崔炯宇、最高齢「ミスターオールスター」で生涯初MVP

Posted July. 08, 2024 09:17,   

Updated July. 08, 2024 09:17

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年齢を逆にしている崔炯宇(チェ・ヒョンウ、41、KIA)の限界はどこまでだろうか。プロ野球の「生きる伝説」崔炯宇がオールスターゲームの最高齢MVPというもう一つの記録を打ち立てた。9日に始まるシーズン後期には歴代最高齢打点王と通算6度目の韓国シリーズ優勝に挑戦する。

崔炯宇は6日、仁川(インチョン)SSGランダースフィールドで行われた2024年オールスター戦に「ナヌム・オールスター」6番・指名打者として出場し、4打数3安打(1本塁打)2打点を記録してチームを4-2の勝利に導いた。この日が40歳6ヵ月20日だった崔炯宇は試合後、記者団投票で21票中19票を得て「ミスターオールスター」に選ばれた。以前は、2011年LGの李炳圭(イ・ビョンギュ)が36歳8ヵ月28日でオールスター戦MVPに選ばれたのが最高齢記録だった。

崔炯宇は「レギュラーシーズンとオールスターゲームを含め、今までMVPをもらったことがなかったので、今回は必ずもらいたかった」とし「8回裏にリリーフ登板したチームの後輩チョン・サンヒョンには『無条件止めるんだ。点を与えたら怒るよ』と冗談まで言った」と笑った。

崔炯宇は実力に比べて賞には恵まれていない方だった。2008年の新人賞受賞が最大の賞だった。2016年には打率3割7分6厘、31本塁打、144打点を記録したにもかかわらず、同年22勝を収めた投手のニパート(当時斗山)にMVP投票で押された。2020年にも打率3割5分4厘、28本塁打、115打点を記録したが、MVPは47本塁打を放ったロハス(KT)のものだった。

2021年と2022年ともに2割台の打率に終わった崔炯宇は、不惑になった昨年から解決師の面貌を取り戻し「記録の男」に生まれ変わった。崔炯宇は昨年、李承燁(イ・スンヨプ)斗山監督が持っていた通算最多2塁打(464本)、最多打点(1498本)の記録を更新した。崔炯宇は7日現在、2塁打509本に1615打点を記録している。今年は李監督を超え、最多塁打1位の記録(4120本)も立てた。

昨年、17本塁打、81打点をあげた崔炯宇は、今年は前期だけで、すでに16本塁打に73打点を記録した。今のペースなら、2020年以後4年ぶりに20本塁打・100打点も可能だ。現在、リーグ打点1位を走っている崔炯宇が今の座を維持すれば、KBOリーグ歴代最高齢打点王にも上がることができる。従来の記録は2005年、サットン(当時現代)が残した35歳だ。崔炯宇は「チームとしても個人的にも完璧な前期だった。コンディションをよく調節し、後輩たちを励まして、後半期もこのまま終えられるように頑張りたい」と話した。

三星(サムスン)時代に4回(2011~2014年)韓国シリーズで優勝し、KIA移籍初年度の2017年にも優勝した彼は、今年生涯6回目の優勝指輪に挑戦している。もし崔炯宇が今年、韓国シリーズMVPまで受賞することになれば、これもプロ野球最高齢記録になる。現在の記録は、22年MVPのキム・ガンミン(当時SSG)の40歳だ。オールスター戦MVPの中では、2001年ウッズ(当時斗山)と20年ヤン・ウィジ(当時NC)が同じ年に韓国シリーズMVPまで獲得したことがある。


李憲宰 uni@donga.com