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決選投票で失速した仏極右「国民連合」のルペン氏「勝利が遅れただけ」

決選投票で失速した仏極右「国民連合」のルペン氏「勝利が遅れただけ」

Posted July. 09, 2024 08:51,   

Updated July. 09, 2024 08:51

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「勝利が遅れただけだ。議席数を大幅に増やしたのだから、失望することはない」

フランス総選挙の第1回投票で1位を獲得したが、決選投票では3位に後退した極右の国民連合(RN)の実質的リーダー、マリーヌ・ルペン氏(写真)は7日(現地時間)、TF1放送に出演し、このように語った。ルペン氏は、「極右の波は引き続き高まるだろう」と自信を見せた。

RNが主導した極右連合は、前回の総選挙で下院577議席のうち88議席を獲得したが、今回の選挙では倍近い143議席を確保した。

ルペン氏は、「マクロン大統領と極左の不自然な同盟がなければ、RNは下院で単独過半数を獲得していただろう」とも語った。

また、ルペン氏は、決選投票で1位を獲得した左派連合「新人民戦線(NFP)」に参加する急進左派の「不服従のフランス(LFI)」を率いるメランション氏と中道右派のマクロン氏の同居は長く続かないと予想した。そもそも2つの勢力が国民連合の1位を阻止するために政治工学的に結合したため、あまりにも路線が違い、有機的に結合するのは難しいということだ。

ただ、ルペン父娘の状況が似ているという見方もある。ルペン氏の父親で、RNの前身である国民戦線を創始した極右政治家ジャン=マリー・ルペン氏は、2002年の大統領選第1回投票で、シラク大統領(当時)に僅差で押されて2位となった。しかし、決選投票では多くの国民が「反極右」で結集し、82%を得たシラク氏に大敗した。


イ・チョンア記者 clearlee@donga.com