Go to contents

ブルームバーグ氏、ジョンズ・ホプキンス大学医学部に1.4兆ウォン寄付、「低所得層の中退を防がなければ」

ブルームバーグ氏、ジョンズ・ホプキンス大学医学部に1.4兆ウォン寄付、「低所得層の中退を防がなければ」

Posted July. 10, 2024 09:04,   

Updated July. 10, 2024 09:04

한국어

マイケル・ブルームバーグ元ニューヨーク市長の(82・写真)が、医療分野の学生の奨学金に使ってほしいと、母校であるジョンズ・ホプキンス大学に10億ドル(約1兆4千億ウォン)を寄付した。これにより、同校の医学部の学生の約3分の2が支援を受けることになった。

8日(現地時間)、ブルームバーグ慈善財団がホームページを通じて明らかにした寄付計画によると、今年の秋学期から世帯所得が30万ドル未満のジョンズ・ホプキンス大学医学部の学生は学費を全額免除される。所得17万5千ドル以下の学生は、学費免除に加え、生活費まで支援される。

ジョンズ・ホプキンス大学医学部の卒業生は、平均10万ドルの学資ローンを抱えている。今回の寄付により、2029年頃には卒業生の平均学資ローンが約6万ドル程度に減少する見込みだ。ブルームバーグ財団は18年にも同校に18億ドルを寄付した。その後、卒業生の約9%にすぎなかった低所得層の学生の割合が21%に増加した。

財団は今回の寄付は、新型コロナウイルスの影響で悪化した米国の公衆衛生システムを改善させるためだと明らかにした。財団側は、「医療分野の教育費が高くなり、優秀な低所得層の学生が(医学部を)中退している。医師も公衆衛生医ではなく、収益性の高い一部分野だけに集まって、公衆衛生分野の医療陣が不足し、レベルも低下している」と診断した。

ブルームバーグ氏も、財団の年次報告書を通じて、「米国の医療専門家が不足している状況で、この分野の高い教育費が低所得層の学生に障害になっている」と寄付理由を明らかにした。ブルームバーグ氏は、ジョンズ・ホプキンス大学、ハーバード大学経営学修士(MBA)を卒業し、ウォール街に飛び込み、金融情報会社「ブルームバーグ」を創業した。フォーブス基準で1062億ドル(約148兆6800億ウォン)を保有する世界15位の富豪だ。


崔智善 aurinko@donga.com