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米インド太平洋軍司令官「韓国の原子力潜水艦の導入、必要な場合推進可能」

米インド太平洋軍司令官「韓国の原子力潜水艦の導入、必要な場合推進可能」

Posted July. 15, 2024 09:36,   

Updated July. 15, 2024 09:36

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米軍の四つ星将軍であるサミュエル・パパロ米インド太平洋軍司令官(写真)が、「作戦分析の結果、原子力潜水艦の導入に対する信頼があれば、後日、推進してみることができるだろう」と明らかにした。これまで米国は、韓国軍の原子力潜水艦導入と関連して反対の考えを明らかにしてきた。しかし、アジア太平洋地域の軍事作戦を総括する司令部の指揮官が異例にも肯定的に解釈できる発言をしたのだ。米インド太平洋軍司令部は、在韓・在日米軍などを指揮し、有事の際、韓半島に優先的に展開される空母や戦略爆撃機などを管轄する。

パパロ氏は11日(現地時間)、インド太平洋軍司令部がある米ハワイのヒッカム空軍基地で韓国メディアに対し、「韓国で原子力潜水艦導入の声がある。どう考えるか」という質問に、「北朝鮮の核の高度化は誰もが懸念している状況だ。潜水艦戦闘遂行の観点から見ると、同盟国として韓米両国が戦力を統合し、防衛できる最も効果的で効率的な方法を模索することが重要だ」と明らかにした。韓国の原子力潜水艦の導入が最も効果的かつ効率的だと判断されれば、推進できるという説明だ。

オースティン米国防長官は先月、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で、「韓国が原子力潜水艦の建造支援を要請すれば支持するか」と尋ねられ、「今は米国が受け入れるのは難しい」と一蹴した。しかし、今回はやや立場が変わったような発言が出たのは、韓半島の有事の際、ロシアの軍事介入の道を開く新条約を北朝鮮とロシアが締結するなど、韓半島の緊張が高まった状況などが反映されたためとみられる。韓国政府は、米政権で韓国が原子力潜水艦を保有する必要性を一部認める流れが生じたかどうか注視している。韓国政府関係者は14日、東亜(トンア)日報の電話取材に対し、「米国側がそのような認識を持っていることは肯定的に評価できる」と述べた。


孫孝珠 hjson@donga.com