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尹大統領「韓国国内の北朝鮮の同胞はいかなることがあっても帰さない」

尹大統領「韓国国内の北朝鮮の同胞はいかなることがあっても帰さない」

Posted July. 15, 2024 09:36,   

Updated July. 15, 2024 09:36

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、「大韓民国を訪れる北朝鮮の同胞は、いかなることがあっても一人も帰さない」とし、「北朝鮮を脱出して海外にいる同胞が強制的に北朝鮮に送還されず、無事に大韓民国の懐に抱かれるようにすべての外交的努力を尽くす」と述べた。北朝鮮が敏感に反応する脱北者の問題を直接取り上げ、北朝鮮への圧迫メッセージを発信したものとみられる。

尹大統領は14日、「第1回北朝鮮離脱住民の日」の記念演説で、「韓国政府は、自由に向けた皆さんの歩みが無駄にならないようにする」とし、「北朝鮮の政権によって苦しむ北朝鮮の同胞を、決して無視しない」と強調した。

尹大統領はまた、「北朝鮮政権は脱北を防ぐため、国境地域に障壁と電気鉄条網を張り、地雷まで埋設している」と批判した。そのうえで「脱北者の安定的な定着のために、総合的な保護と支援体系を構築する」とし、「2005年の水準にとどまっている初期の定着支援金を大幅に改善し、脱北者を雇う企業に対しては税額控除のようなインセンティブも提供する」と約束した。

「北朝鮮離脱住民の日」は、尹大統領が1月の閣議で脱北者を包容し、脱北者の定着を励ますために制定を指示した。同日、初めて政府レベルの記念式が行われた。

尹大統領は、脱北者の支援に貢献した功労を認め、自由北朝鮮放送のキム・ソンミン代表に国民勲章や銅章などを授与するなど、功労者を褒賞した。また、韓国国内初の脱北者青少年野球団である「チャレンジャーズ」が米国訪問を控えて開催した出征式に参加し、「自由に向けたホームラン」という励ましの文言と直筆署名入りの大型野球ボールを渡した。


申나리 journari@donga.com