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大統領室「違憲的な弾劾聴聞会」と野党の弾劾聴聞会を拒否

大統領室「違憲的な弾劾聴聞会」と野党の弾劾聴聞会を拒否

Posted July. 16, 2024 08:40,   

Updated July. 16, 2024 08:40

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大統領室は15日、今月19日、26日に予定されている「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領弾劾請願聴聞会」に応じない考えを明らかにした。海兵隊員特検法を扱う19日の聴聞会に、金龍顕(キム・ヨンヒョン)警護処長ら大統領室関係者が出席する可能性がないという立場だ。これに対し、最大野党「共に民主党」や祖国革新党など野党所属の国会法制司法委員会の委員らは、聴聞会証人出席要求書の伝達を妨害したとして、鄭鎮碩(チョン・ジンソク)秘書室長と洪哲鎬(ホン・チョルホ)政務首席、パク・ミンソン警護庁保安チーム長ら大統領室の公務員を高位公職者犯罪捜査処(公捜処)に告発した。聴聞会を控えて大統領室に対する圧力に乗り出したものとみられる。

大統領室関係者は同日、東亜(トンア)日報に、「違憲で違法な弾劾聴聞会に応じることはできない」と述べた。これに先立ち、民主党など野党は9日、国会法司委員会全体会議で、「尹大統領の弾劾訴追案発議要請」国民同意請願と関連する聴聞会実施案を野党単独で議決した。19日には、「海兵隊員死亡事件捜査外圧疑惑」関連、26日には「尹大統領と妻の金建希(キム・ゴンヒ)氏一家の不正・汚職および国政壟断」関連の聴聞会が予定されている。

与党「国民の力」も「源泉無効」とし、聴聞会に出席するかどうか検討している。趙志娟(チョ・ジヨン)院内報道官は同日、記者団に対し、「違憲的な弾劾聴聞会」とし、「李在明(イ・ジェミョン)前代表の司法リスク防弾のために政権を揺さぶる試みが度を超えている」と述べた。

野党の法司委員らは同日、公捜処を訪れ、鄭氏ら大統領室の公務員10人と警察2人を聴聞会出席要求書の代理受領を拒否、または妨害した疑い(国会証言鑑定等に関する法律違反、職権乱用権利行使妨害など)で告発した。法司委の野党幹事である金勝源(キム・スンウォン)議員は記者団に対し、「先週金曜日(12日)、大統領室は取材記者を史上初めて檻の中に閉じ込めるように縛り付けて報道弾圧行為を行い、また、出席要求書を届ける野党議員の正当な公務執行を暴力で妨害した」と主張した。民主党議員たちは、26日の聴聞会の証人と決議した金建希氏と母親である崔殷淳(チェ・ウンスン)氏の出席も迫った。


クォン・グヨン記者 アン・ギュヨン記者 9dragon@donga.com